前回の記事では、企業がYouTubeチャンネルを持つメリットとデメリットについてご紹介しましたが、後編となる今回は、実際に企業がYouTubeチャンネルを立ち上げる際の手順や操作方法をお伝えいたします。
まずはじめに、企業チャンネルを立ち上げる際の順序についてお伝えいたします。
この順序を間違えてしまうと、チャンネル運営で成果を出すことがかなり難しくなる上、立ち上げ時点のミスは後からは取り戻せないため、ぜひ最後までご一読ください。
チャンネルを立ち上げる際に何より最初に行うべきなのは、チャンネルの目的とターゲットの決定です。チャンネルの目的やターゲットが決まらなくては、チャンネル立ち上げを前に進めることはできません。
多くの場合、チャンネルの目的としては、企業や商品・サービスの認知拡大、コンバージョン増加、広告収益の獲得、などが挙げられます。
また、ターゲットの決定については、基本的には普段のマーケティング活動で設定しているターゲットと同様で構いませんが、こちらも明確に決めておく必要があります。
チャンネルの目的とターゲットが決まったら、実際にその目的達成のために、どのような訴求方法を行うべきかを考えます。具体的には、集客キーワードと集客チャネル、コンバージョンを目的とする場合はCTRです。
チャンネル創設期における主な集客方法は、キーワードによる検索と、他のチャネルからの流入です。キーワード検索による流入を増やすためには、どのようなキーワードの検索量が多いのか、そのキーワードで検索するとどんな動画が表示されるのかを調べ、対策すべきキーワードを見極めることが重要です。
次に、他のチャネルからの流入を増やすためには、どのようなチャネルからが選択できるのか、それらチャネルではどんな動画が好反応を得られるのかを調べ、狙うべき集客チャネルを見極めることが重要です。
更に、コンバージョンを目的とする場合は、最終的にどのSNS・サイトに誘導したいのかを決定し、そのためのCTR(Call to Response)を設定する必要があります。
集客キーワードと集客チャネル、CTRまで決まれば、ここからは実際にコンテンツそのものに関わる過程です。具体的には、まずコンテンツ内容を決めなければなりません。
ここで意識しなければいけないのが、先ほど決めた集客キーワードと集客チャネル、CTRです。コンテンツ内容を決める上では、そのコンテンツが対策キーワードに適合しているか、対策チャネルからの流入を狙えそうか、CTRを組み込める構成か、などを考える必要があります。
さらに、例え、集客キーワードと集客チャネル、CTRの問題をクリアした動画であったとしても、コンテンツ自体が面白くなければ、ユーザーは再生を途中でやめてしまいます。そのため、企業によるYouTubeとは言えど、ユーザーが楽しめるコンテンツにすることが肝心です。
コンテンツ内容まで決まれば、次は実際に撮影・編集を行う工程です。どのような撮影・編集を行うべきかについては、コンテンツ内容によって大きく異なるため割愛して、ここでは特に気をつけるべきポイントを2つご紹介します。
1つ目の注意点は、音にこだわる、ということです。動画コンテンツを作る上では、どうしても映像に着目してしまいますが、音声の聞き取りずらいコンテンツは、ユーザーにストレスを与え、再生をやめる原因になります。そのため、しっかりと言葉が聞き取れるか、雑音が入っていないか、など音にも気を向けることが重要です。
2つ目の注意点は、動画のテンポに気をつける、ということです。動画コンテンツを制作していると、編集の過程で、わざわざ撮影した動画をなるべくカットしたくないと考えがちです。しかし、youtubeにおいて長尺でテンポの悪い動画は、すぐにスキップされてしまいます。そのため、どれだけ手間のかかったシーンであっても、必要性の薄いシーンは、遠慮なくカットすることが重要です。
先述したような注意点を踏まえて、コンテンツが完成したら、次は、サムネイルやタイトル、概要欄を作成します。
ここについては、こちらの記事で詳しく述べていますので、そちらをご覧ください。
『【徹底解説】Youtubeにおける最強のサムネイルとタイトル』
ここまで来たら、いよいよアップロードする工程です。アップロードにおいて重要なのは、タグ設定と公開時間です。
タグ設定とは、検索でヒットしやすくするために、動画に関連するキーワードを設定することです。ユーザーから見えるものではないため馴染みが薄いかもしれませんが、関連動画の表示や検索結果に影響するため、非常に重要です。
次に、公開時間については、狙うターゲットによって異なります。一般的には、18時~21時がユーザーのピークタイムですが、子供向け動画はもう少し早い時間にしたり、主婦向きなら日中の投稿が有効です。このように、公開時間は、ターゲットに合わせて調整する必要があります。
ここまで来たら、コンテンツを多くのユーザーに届けるため、拡散する工程です。
自社の持つ他のSNSや、YouTubeでの広告掲載によって動画を拡散し、集客を行います。最初のうちは、あまり効果が出ないことも多いですが、拡散を続けることで、ある日爆発的な視聴増加が起こることも珍しくはないため、根気よく行うことが重要です。
YouTubeチャンネルを運営する上では、最後にデータ分析を行うことが肝心です。
YouTubeでは、多くのデータが可視化されているため、それらのデータを活用して評価・分析を行うことで、YouTubeチャンネルの成果が大きく変わってきます。
そして、ここまで終われば、分析結果を踏まえて、③新たなコンテンツ制作へ戻ります。
このような手順を踏むことで、企業はYouTubeチャンネルを立ち上げ、運営することができます。しかし実際は、社内のリソースやスケジュールの問題で、思い通りに運営できないことが多くあります。そんな中で、工夫をこらしてチャンネルを成功に導くのは、容易ではありません。
そこで、企業によるYouTubeチャンネル運営を、経験豊富な外部の制作会社に依頼してみるのはいかがでしょうか。弊社では、自社サービスの「ムビラボ」を駆使した格安で上質な動画を1本2万円から、月1,500本のペースで大量制作しています。さらに弊社は、累計数万本の過去事例に基づくビックデータを活用して、コンテンツ企画・動画マーケティング・動画広告分析サービスまでも展開しています。そのため、これまで培ってきた経験やノウハウを活かして動画制作だけでなく、動画化すべき内容の選定など広告施策全体をお任せいただくことが可能です。
もちろん企業向けのYouTubeチャンネル運営に関しても、非常に多くのサポート実績がございますので、企業によるYouTubeチャンネルをマーケティングに活用したい企業様はぜひ一度ご相談ください。
ムビラボのこれまでの事例、サンプル動画は以下のURLをご覧ください。
なお、詳細について相談を希望される方は、以下URLからお気軽にお問い合わせください。
・『チャンネルの失敗を防げ!YouTubeを始める企業が事前に知るべきポイント3つ』
・『YouTubeに投稿すべき動画はこれだ!企業チャンネルにオススメな動画をご紹介』
・『知って得するマル秘裏ワザ! YouTubeチャンネルの再生数を劇的に増やす方法』