ここ最近の記事では、企業によるYouTubeをテーマに特集を行ってきましたが、今回は打って変わってTikTokがテーマです。
数年前までは、若い女の子がダンスを踊ったり、口パクをした「自撮り動画」を披露する場だと考えられていました。しかし、ここ数年の中で、生活情報やHowto動画、教育系コンテンツまでが投稿されるなど、幅広い動画が共有されるようになりました。
そして、ここ最近は、ビジネスにおける利益を求めてTikTokを活用する企業も徐々に現れています。そこで、今回の記事では、企業によるTikTokのアカウントについて、そのメリットを詳しくご紹介いたします。
今のうちからTikTokに参入しておくことで、先行者利益を得ることもできますので、ぜひ最後までご一読ください。
そもそもTikTokとはどのようなものなのでしょうか。ご存知の方も多いとは思いますが、念の為おさらいしておきたいと思います。
TikTokとは、中国のByte Dance社が提供する動画共有プラットフォームです。投稿動画は、主に15秒から30秒程度のショートムービーとなっており、その投稿、視聴の手軽さから、10代や20代の若い世代の人々の間で爆発的にヒットしました。
さらに現在では、投稿動画の多様化により、30代以上のユーザーも急増しており、国内でのアクティブユーザー数は月間でおよそ1000万人とも言われています。
TikTokですが、企業が活用する上では、どのようなメリットがあるのでしょうか。
SNSを活用した動画マーケティングを行う際には、TikTokの他にYouTubeやTwitter、Instagramなどのプラットフォームも候補として挙げられると思います。ですので、本記事では、そのような競合プラットフォームと比較した上で、TikTokならではのメリットをお伝えいたします。
企業がTikTokを活用するメリット1つ目は、若い世代に訴求できるという点です。
他のプラットフォームに比べた時に、TikTokの特徴の1つと言えるのが、利用者の平均年齢が若いという点です。
ここ数年で、30代以上の利用者も増えてきたTikTokですが、依然として平均年齢が34.15歳というデータがあり、主要プラットフォームの中で最も若くなっています。この数字は、YouTubeの利用者平均年齢が41.84歳であることと比べても、かなり若いことが分かります。
その時点での購買だけでなく、将来の顧客の育成も可能であるということを考えると、長期的目線で見て、若年層のユーザーへの訴求は非常に重要です。
このことを踏まえると、ユーザーの平均年齢が若く、若年層への訴求に優れるという点は、TikTokの持つ大きなメリットです。
次に、企業がTikTokを活用するメリット2つ目は、競合が少ないという点です。
TikTokは他のSNSよりも新しいため、ビジネスに利用している企業は少ないのが現状です。そのため、YouTubeやTwitter、Instagramなどの他のプラットフォームと比べ、競合が少なくなります。
ここで重要なのは、「TikTok売れ」という言葉が存在するように、決して影響力が薄いというわけではなく、効果的なマーケティングを行うことで大きな成果を上げることが可能という点です。
また、今後さらなるユーザー数の増加が見込まれており、その影響力はどんどん強まっていくことが予想されます。
そんな影響力を持ちながらも、現状では競合が少ないブルーオーシャンとなっている点も、企業がTikTokを活用するメリットです。
企業がTikTokを活用するメリット3つ目は、企業アカウントが避けられにくいという点です。
YouTubeを筆頭に他のプラットフォームでは、広告がわかりやすく挿入されてしまうため、不快感を感じるユーザー数も一定数存在しています。その結果、「YouTubeプレミアム」の有料機能の1つとして広告非表示が売りにされています。
そんな一方で、TikTokの広告は動画をスクロールしていく中で自然な形で挿入されているため、ユーザーに与える不快感は、比較的少ないと言われています。
また、TikTokでは全画面に動画が表示されるため、コンテンツ内容に注目が集まり、投稿元は見逃されやすいため、企業の投稿が一般ユーザーの投稿に馴染みやすくなっています。そのため、企業のPR色を抑えたコンテンツを作れば、ユーザーに不快感を与えることなく、商品・サービスを宣伝することができます。
このような広告受容性の高さも、TikTokを活用するメリットです。
企業がTikTokを活用するメリット4つ目は、あまりコストがかからないという点です。
TikTokでは、アプリ内で動画の撮影から編集、配信までを済ませられるため、別ソフトを用意するコスト・手間がかかりません。
また、アプリ内に豊富なエフェクトや多彩な楽曲が用意されているため、特別な技能を必要とすることもなく、非常に効率的に、ハイクオリティな動画を制作できます。
さらに、TikTokでは、独自のレコメンド機能により、人気動画を”真似た”動画がバズりやすいという傾向があるため、企画や構成を考える労力すらかからない場合も珍しくありません。
YouTubeやInstagramなど他のSNSにも動画を投稿することはできますが、クオリティを維持しながら、このように動画制作に必要な金銭的・人的・時間的コストを最大限まで削減できる点も、TikTokの持つ大きなメリットです。
最後に、企業がTikTokを活用するメリット4つ目は、海外のユーザーにも訴求できるという点です。
TikTokは、TwitterやFacebook、YouTubeなどと比べて、音楽やダンスなど、ビジュアルでの訴求を得意としています。そのため、海外ユーザーへアプローチする際の言語障壁が低く、世界中にいる10億人以上のTikTokユーザーに向けて訴求できます。
そのため、日本語のコンテンツであっても、海外のハッシュタグやトレンドを上手く取り入れることができれば、世界的にバズる可能性も秘めています。
このように、海外のユーザーに対して訴求力を持つ点も、企業がTikTokを活用するメリットです。
このように、多くの魅力を持つ企業によるTikTokアカウントですが、同時にデメリットも存在します。
例えば、TikTokでは、動画の視聴からコンバージョンへの誘導が機能しにくく、動画がバズっても、コンバージョンが増えない場合も珍しくありません。このような事態を避けるためには、視聴したユーザーを逃がさない誘導チャネルを設計するのはもちろんのこと、広告色を薄めながらもコンバージョンに繋がりやすい動画内容を考える必要があります。
つまり、参入ハードルは低いですが、実際に効果を生もうとすると難しいのが、企業によるTikTok運営なのです。
そこで、企業によるTikTokアカウント運営を、経験豊富な外部の制作会社に依頼してみるのはいかがでしょうか。弊社では、自社サービスの「ムビラボ」を駆使した格安で上質な動画を1本2万円から、月1,500本のペースで大量制作しています。さらに弊社は、累計数万本の過去事例に基づくビックデータを活用して、コンテンツ企画・動画マーケティング・動画広告分析サービスまでも展開しています。そのため、これまで培ってきた経験やノウハウを活かして動画制作だけでなく、動画化すべき内容の選定など広告施策全体をお任せいただくことが可能です。
もちろん企業向けのTikTokアカウント運営に関しても、非常に多くのサポート実績がございますので、TikTokアカウントをマーケティングに活用したい企業様はぜひ一度ご相談ください。
ムビラボのこれまでの事例、サンプル動画は以下のURLをご覧ください。
なお、詳細について相談を希望される方は、以下URLからお気軽にお問い合わせください。
・『縦型動画のプロが教える最近流行りのTikTokとは?動画共有アプリは、購買に繋がるのか?』
・『TikTok for Businessで広告出稿を考えている方向け!掲載先として選べる3つのプラットフォームを徹底比較』