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TikTok Adsの解説
本コラムではTikTokにて広告を出稿したい、自社サービスの利用者を増やしたいという方々に有効的な情報をお伝えします。
TikTok Adsに関する細かな決まりや禁止、もしくは制限のある項目を解説いたします。
TikTok公式では英語版の情報しか掲載されていない為、本コラム記事にて日本語でサクッと読んで理解したい方にも役に立つかと思われます。
TikTokは、2016年に中国のByteDance社が発表した、モバイル向けのショートビデオプラットフォームです。
6秒から15秒など、ショートビデオを視聴することが可能で、世界での利用者数は10億人を突破している大人気SNSとなっています。
コンテンツ性の高さから、「TikTok売れ」と言われる、ヒット商品を次々と生み出しています。
国内では、リリース当初は若者が自身のダンス動画を投稿するのが主流でしたが、今現在では運用型広告なども運営されており、他の多くの媒体にも肩を並べるレベルの知名度を獲得しています。
TikTokで広告を運営する際は、運用型TikTok、インフィード広告の配信が可能です。
TikTokでのインフィード広告には、インフィード広告として見なされる為に必要とされる基本情報があります。
「ビデオクリエイティブ」「ディスプレイ画像」「ブランドもしくはサービスの名前」「広告の説明文」の４項目です。
広告の比率ですが、「9:16」「1:1」「16:9」の三種類から選択できます。
9:16は、TikTokユーザーなら見慣れている形式です。画面いっぱいに広告を打ち出すことができます。
ですが、説明文に画像や映像が被ってしまうというデメリットがあります。
1:1は、画面を占領することなく広告を打ち出せる形式のものです。説明文に被ってしまうリスクを抑えることができます。
16:9は、いわゆる横型動画で画面に余白が増える形式になります。説明文に被る心配はなくなりますが、広告自体の面積が減ってしまい、TikTok特有の縦型動画を味方につけるような広告形態ではなくなってしまいます。
5秒〜60秒の動画広告を制作することができます。
推奨されている長さは、9秒〜15秒とされています。短い縦動画が売りのTikTokですから、あまりにも長い動画広告は好まれないと認識しておくのが良さそうですね。
1分程度の動画広告に対し、1〜50語の説明文が良いとされています。
英語やスペイン語などの他言語であれば、1〜100語の説明文が最適です。
この時、説明文の中に絵文字や＃などの特別な文字が存在している場合は説明文に掲載することはできないので、注意が必要です。
ユーザーが利用しているスマホの種類や、システムによっては長すぎる説明文だと文字が途中で切れ、上手く説明文が表示されない可能性があります。
それを考慮すると、できるだけ文字数は少なく押さえておくのが良いかもしれません。
TikTok広告を掲載するにあたってのファイル形式は次のようになります。
・mp4
・mov
・mpeg
・avi
容量は、500MB以下となっています。
TikTok広告を作成・公開するにあたり原則注意したい点がいくつかあります。
まず、広告には背景音か音楽が必要です。
無音での広告は、TikTokでは認められていません。他にも画質の悪い映像であったり、視聴するデバイスによって、一部が歪んだり伸びてしまっているなどの見え方に偏りが出てしまう広告も認められていません。
また、広告を公開する地域により使用される言語は当然ながら違います。
この点を踏まえ、原則広告は公開される地域の言語を使用することが好ましいです。
万が一、公開地域で一般的に使用されていない言語での広報をする場合、その広告はその地域のユーザーに対し頻繁に公開されない、注目を集めることができなくなってしまうので、注意が必要です。
詳しいTikTok Adsの情報とポリシー
TikTokでの広告に限らず、どんな広告にも企業サイトにたどり着くランディングページ（以下LPと呼ぶ）が存在します。
TikTok AdsにはこのLPに関してもいくつかの注意事項があります。LPの良い例と悪い例を続けてご紹介します。
・期限切れのLP
・改修途中のLP、または完成していないコンテンツを含むLP
・モバイル版の表示ができないLP
・自動的にユーザーのデバイスにファイルなどをダウンロードさせるLP
・ユーザーの個人情報や新しくプログラムなどを導入しなければ、メインのページにアクセスできないLP
・Google Play StoreやApple App Storeなどアプリを直接ダウンロードできるサイトへの誘導するもの
・サイトとして完全に機能しているLPへの誘導
なお、ユーザーを誘導する際は、利用されている国と地域のネットワークで正常に機能する必要があります。
広告を公開する際に気をつけたいのが、内容に関する禁止事項です。TikTokが禁止としているコンテンツは以下の通りになります。
・麻薬使用などの違法行為の描写
・武器や爆弾の武器を使用する描写
・タバコと喫煙に関するものの描写
・政治的コンテンツ：特定の党を支持しているものでなけれ免除
・戦争や軍隊に関するコンテンツ
・差別的なコンテンツ性的なコンテンツ
・知的財産や資産を侵害するコンテンツ
・正確性のない情報
・一貫性のない情報
・血を含むショッキングなもの
・他社に対し攻撃性を含む行為
・不適切な言い回し
・怪我などのリスクを含む行為（エクストリームスポーツの場合は警告文の表示で認可されることがある）
・一部の視聴者がパニックを引き起こしてしまうようなコンテンツ
・特定の個人や団体を攻撃するコンテンツ
自社で公開したい広告が、これらの規定に従えない場合には広告公開の認可がおりなくなってしまう可能性が大きいです。
ルールはしっかりと守り広告を公開しましょう。
禁止事項とは対照的に、制限付きならば公開が許されているコンテンツも多く存在します。以下の通りになります。
・飲酒シーンや場所、酒ブランドの表示（ターゲティングしている国と地域による）
・必要以上の飲酒シーンなど
・本物のお金を使った賭け事
・ユーザーに賭博行為を促す様な描写
・特定の文化や宗教に対しリスペクトが欠けるコンテンツ
・特定の文化や宗教を批判するようなコンテンツ
・未成年は不適切な肌の露出
・未成年の賭博
・未成年の飲酒行為
・未成年に対しての広告は、購買を促してはいけない
・保護者が同伴している様子のない描写
ここで注意したいのが、未成年向けに公開される広告は、購買を促してはいけないという点です。
未成年が対象の商品であれば、広告はあくまでその商品の良さを伝える形式にし、未成年に対して購買を促すような描写は控えましょう。
・ダイエット用品の広告への、18歳以下の出演
・体重減量に関し、責任をもつような発言 （例：「必ず痩せます！」など）
・過剰なダイエット促すような描写
・細かなカロリーやキログラムの描写
・過剰なダイエット表現
・特定の体重や身体をもつ人を攻撃するような表現
・薬などの使用を含む、身体的に危険な方法でのダイエット表現
いかなる広告やLPも、コロナに関する情報を取り扱う際は制限があります。
・コロナウイルスに関して、不安や恐怖を煽るコンテンツ
・コロナウイルスに関する根拠のない情報
・コロナウイルス感染を治すなどを目的とした安全性の保証できない医療行為の描写
ここまで、TikTok広告の設計詳細やポリシーについて説明してきました。
しかし、自社がいざTikTokにて広告を運用を試みても、そこに流す配信コンテンツがなければ、意味がありません。
また、別の記事にも明記されているように、実際に運用型TikTok広告を行う際には、他の２つのプラットフォームと複合して利用することが重要です。
このようなことを踏まえると、運用型TikTok広告が非常に難しく感じてしまうと思います。
そんな時は、外部の制作会社に依頼すると安心です。
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