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動画マーケティング動画制作ノウハウ

【初心者向け】インタラクティブ動画の作り方と制作ツール

 

従来の動画といえば配信されているものをユーザーはただ視聴するのみでしたが、近年では、テクノロジーの進化によって、ユーザーの選択に合わせてストーリーが分岐したり、表示される説明が変更されるユーザー参加型の動画コンテンツが登場してきました。それが「インタラクティブ動画」です。

 

これまで2つの記事で、そんなインタラクティブ動画についてご紹介してきましたが、最後に、実際にインタラクティブ動画の作り方をご説明いたします。

 

これまでの記事をまだ読まれていない方は、まず以下の記事からご覧ください。

 

 

従来の動画と一味違う?!インタラクティブ動画とは?

 

「従来の動画と一味違う?!インタラクティブ動画とは?」

 

インタラクティブ動画の活用シーンを徹底深掘り!

『インタラクティブ動画の活用シーンを徹底深掘り!』

 

 

インタラクティブ動画の作り方

 

ここからは具体的に、インタラクティブ動画の制作手順について、ゴール設定、構成作成、撮影と編集、インタラクティブ化、ユーザーテストの5つの工程に分けてご説明いたします。

 

従来の動画作成とは異なるポイントも多いですので、ぜひ1工程ずつご確認ください。

 

①ゴールを決める

 

まず最初の工程は、インタラクティブ動画のゴールを決めることです。

 

あらゆる動画制作に共通する工程ですが、まずは何のために動画を作るのかを決定する必要があります。具体的に言えば、コンバージョン増加、認知度増加、ブランドイメージの向上などのうち、どれを目標にするのかということです。

 

この設定を怠ってしまうと、魅力的な動画を作れたとしてもユーザーはただ楽しかった、面白かったという感情だけで終わってしまい、マーケティング効果は生まれません。

 

ここまでできて初めて次のステップ、設定したゴールを達成するための仕掛けを考える工程へと進みます。

 

②全体構成(台本や遷移図)を決定する

 

次の工程は、動画の全体構成(台本や遷移図)を決定することです。

 

インタラクティブ動画の場合、ユーザーの選択によってストーリーが変わるため、ここで考えるストーリーは1つではなく、複数のストーリーを組み合わせた構成を考える必要があります。ここが従来の動画作成と最も異なる点です。

 

その際、そのストーリー展開を図式化した遷移図を作成すると、全ての選択に対して漏れなくストーリーを構築できます。

 

※注意点

さらに、ここで大きな注意点があります。それは、インタラクティブ動画における仕掛けを複雑にしすぎないということです。

 

インタラクティブ動画の魅力である、ユーザー参加型という特性を利用しようと、動画内に無数の仕掛けを詰め込もうとするのは、絶対に避けるべき行動です。

 

もちろん、仕掛けによるユーザー参加は非常に重要ですが、仕掛けがあまりに多いと、ユーザーは面倒に感じ、視聴を中断してしまいます。

 

そのため、適切なタイミングを見極め、仕掛けを無駄なく配置することで、初めて効果的なインタラクティブ動画になります。

 

③撮影・編集を行う

 

構成が決まったら、次は撮影・編集を行う工程です。

 

まずは撮影です。ここでも、インタラクティブ動画独自の注意点があります。それは、インタラクティブ動画では各選択肢に対応するストーリーが展開されるため、それぞれの分岐先ごとの撮影が必要になるということです。

 

従来の動画では、1つのストーリーに沿って撮影すれば十分ですが、インタラクティブ動画では、それぞれの分岐したストーリーごとに撮影しておかないと、編集時に素材が足りなくなってしまいます。

 

1つ前に工程で記入した遷移図などを参考にしながら、漏れなく撮影を行うことが重要です。

 

次に編集です。編集において注意すべきなのは、画面上にボタンや選択肢などが表示されることを想定しておくということです。

 

インタラクティブ動画では、ユーザー参加を求める場面において、ボタンや選択肢が表示されます。このことを考えずに編集してしまうと、重要なカットが見えづらくなったり、逆に背景との同化などで選択肢が見えづらくなってしまいます。

 

そのため、編集を進める上では、ボタンや選択肢の存在を念頭において置くことが肝心です。

 

④インタラクティブ化を行う

 

無事に撮影・編集が完了したら、次はインタラクティブ化を行う工程です。

 

インタラクティブ化というのは、編集した動画を分岐ごとに並べて配置したり、仕掛けとなる選択肢やボタンの表示方式を決定することなどです。

 

具体的な作業内容については、使用するインタラクティブ動画制作ツールによって大きく異なるため、説明を避けますが、この工程で何より重要なのは、ユーザー目線で行うことです。

 

インタラクティブ動画は、従来の動画と異なり、ユーザーに参加してもらえなければ、その効果を発揮できません。

 

そのため、全体構成を決定する工程でも述べましたが、この工程においても、ユーザーにとって、「クリックすべきボタンや選択肢が分かりやすいか」、「クリックしたいと思えるか」、「クリックしやすいか」などユーザーに対する配慮が重要です。

 

インタラクティブ化の作業中は、どうしても沢山のボタンや選択肢、複雑な仕掛けを用意したくなりますが、ユーザーから見た視認性や操作性に注意しなくてはなりません。

 

⑤ユーザーテストを行う

 

インタラクティブ化を終えて動画を完成させたら、最後は、ユーザーテストを行う工程です。

 

この工程は、従来の動画では発生しなかった工程です。しかし、インタラクティブ動画では、Webサイトのようにリンクのチェックが欠かせません。

 

具体的にチェックすべきなのは、意図したタイミングでボタンや選択肢が表示されるか、その位置は適切か、クリックした場合にきちんと予想通りのストーリーに進むか、誘導すべきリンクに飛ぶか、などです。

 

インタラクティブ動画は、従来の動画と比べて複雑であるため、予期せぬエラーが発生するリスクも高まります。そのため、配信前に入念なユーザーテストを行うことで、配信時のエラーを防ぐことが大切です。

 

 

 

インタラクティブ動画制作ツール

 

最後に、実際にインタラクティブ動画を制作する上で利用できるツールを、3つご紹介いたします。

自社での制作をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

 

・YouTube Studio

 

インタラクティブ動画制作ツール1つ目は、YouTube Studioです。

今や知らない人はいない動画プラットフォームのYouTubeですが、そんなYouTubeにおける無料のチャンネル管理ツールYouTube Studioでも、インタラクティブ動画の制作が可能です。

 

YouTube Studioでは、動画内にボタンや選択肢を表示させてユーザーにクリックを促すカード機能や、動画終了後の画面に他の動画やページにつながるボタンを配置する終了画面機能が搭載されています。

 

これらの機能を活用することで、例えば、カード機能によって動画内でユーザーアンケートを実施したり、終了画面機能によりチャンネル内の関連動画へ誘導することができます。

 

このように、YouTube Studioを使うことで、YouTubeと互換性が高いインタラクティブ動画を制作することができます。

 

・Eko Studio

 

次に紹介するインタラクティブ動画制作ツールは、Eko Studioです。

 

Eko Studioは、Interludeというイスラエルの企業が提供する無料のインタラクティブ動画制作ツールです。このツールでは、複数の動画を樹形図のように結びつけることで、ユーザーの選択によってストーリーが分岐するインタラクティブ動画を、直感的に制作することができます。

 

ツール自体の表記言語こそ英語ではありますが、チュートリアルが用意されているうえ、操作も直感的に行えるため、困ることなくインタラクティブ動画を制作できます。

 

・MIL(ミル)

 

最後に紹介するインタラクティブ動画制作ツールは、MIL(ミル)です。

 

MIL株式会社が提供するインタラクティブ動画制作サービスMIL(ミル)は、ここまで紹介してきた2つとは異なり、有料のツールです。

 

有料である分、MIL(ミル)では、ストーリー分岐やボタン表示の仕組みを作成できるだけではなく、360°動画など多様なインタラクティブ動画を制作できます。

 

また、専用の管理画面に動画をアップロードしてリンクの埋め込みやタグ付けを行うことで、容易にボタンや選択肢を制作でき、複雑な作業を行わずして動画をインタラクティブ化することが可能です。

 

 

とはいえ『インタラクティブ動画』は難しい

 

ここまで、3つの記事を通して、インタラクティブ動画の概要とメリット、活用シーンから、実際の制作手順や制作ツールまでをご説明してきました。これらの記事を読んで、インタラクティブ動画に挑戦してみたいとお考えの方も多いかもしれません。

 

確かに、インタラクティブ動画は、従来の動画では実現できなかった効果を生むことができる、注目のマーケティング手法です。しかし、インタラクティブ動画はこれまでの動画制作とは異なる点も多く、難易度も高いため、いきなり自社で挑戦することは得策とは言えません。

 

プロに任せると安心

 

そこで、インタラクティブ動画を、経験豊富な外部の制作会社に依頼してみるのはいかがでしょうか。弊社では、自社サービスの「ムビラボ」を駆使した格安で上質な動画を1本2万円から、月1,500本のペースで大量制作しています。さらに弊社は、累計数万本の過去事例に基づくビックデータを活用して、コンテンツ企画・動画マーケティング・動画広告分析サービスまでも展開しています。そのため、これまで培ってきた経験やノウハウを活かして動画制作だけでなく、動画化すべき内容の選定など広告施策全体をお任せいただくことが可能です。

 

もちろんインタラクティブ動画に関しても、非常に多くのサポート実績がございますので、インタラクティブ動画をマーケティングに活用したい企業様はぜひ一度ご相談ください。

 

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