Webサイトがテキストベースからリッチコンテンツに進化したように、スマホの普及、5Gによる通信の高速・大容量化、SNSの浸透など伴い、動画もリッチコンテンツへの進化が求められています。
そんな中で、動画マーケティングの世界で近年注目を集めているキーワードが「インタラクティブ動画」です。「インタラクティブ動画」については、耳にしたことはあるけど、何のことかイマイチ分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回の記事では、その「インタラクティブ動画」について、その概要からメリットまでを徹底的に解説いたします。
(この記事には後編もございます。ぜひ合わせてご覧ください。)
インタラクティブ動画の活用シーンを徹底深掘り!
『インタラクティブ動画の活用シーンを徹底深掘り!』
インタラクティブ動画の「インタラクティブ(interactive)」は、双方向性や相互作用という意味を持った単語です。そのため、インタラクティブ動画とは、動画内にクリックやタップなどのアクションができる要素を用意し、視聴者体験型の仕掛けが組み込まれた動画のことです。
従来の動画といえば、配信されているものをユーザーが受動的に閲覧しているケースが大半でした。しかし、インタラクティブ動画では、そんな見るだけだった動画の中に、ユーザーによるアクションを組み込むことで、これまでにない動画マーケティングを実現できるようになりました。
具体的には、動画内で選択肢が表示され、ユーザーの選択によって分岐した別々のストーリーが展開されたり、動画内で紹介されている商品をクリックすると商品詳細や購入ページに移動できるなど、ユーザーの選択・操作によって、よりユーザーに適したコンテンツ提供が可能になりました。
一方通行という動画の弱点を克服したインタラクティブ動画には数多くのメリットがあります。ここからは、そんなインタラクティブ動画のメリットについてより詳しくお伝えいたします。
まず、インタラクティブ動画のメリット1つ目は、コンバージョンに繋がりやすいという点です。
インタラクティブ動画は、ユーザー自身が操作しながら動画を視聴するため、従来の見るだけの動画視聴と比べて、サービス・商品理解が深まりやすく、購買意欲があがりやすい傾向にあります。
また、動画内に表示されるポップアップをクリックすることで、購入サイトへ直接遷移できるように設計できれば、サイト移動に伴う操作による購買意欲の低下を防ぐこともできます。
このように、購買意欲を向上させる効果を持つうえ、その購買意欲が低下することも防げるため、インタラクティブ動画は、コンバージョンに繋がりやすいです。
次に、インタラクティブ動画のメリット2つ目は、エンゲージメントが高くなりやすいという点です。
エンゲージメントとは、企業やブランド、商品とユーザーのつながりの強さを表す指標のことで、自社の商品購入・ファン化につなげるための重要な指標のひとつです。このエンゲージメントを高めるにはユーザーとの対話や双方向のコミュニケーションが重要になります。
そこで、一方的に配信される従来の動画と異なり、ユーザー自身が操作できるインタラクティブ動画は、企業とユーザーの間で双方向のコミュニケーションが成立するため、エンゲージメントの向上に効果的です。
インタラクティブ動画のメリット3つ目は、動画が最後まで視聴されやすいという点です。
従来のように視聴者が受動的に見るだけの動画では、視聴者は受け身でいるため、途中で飽きてしまい、最後まで動画を見てもらえないことが大半です。
しかし、インタラクティブ動画では、ユーザー自ら操作するため、ユーザーが飽きるのを防止できるどころか、ユーザー自身も、操作の先にある展開に注目して視聴します。
そのため、適切なタイミングでユーザー主体のアクションを与えることができれば、インタラクティブ動画は、従来の動画よりも、最後まで視聴されやすい傾向があります。
インタラクティブ動画のメリット4つ目は、印象に残りやすいという点です。
ユーザーは、ユーザー自身が主体的に操作するというインタラクティブ動画でしか実現できない動画体験を、驚きや面白さを持って受け取るため、インタラクティブ動画はユーザーに強いインパクトを与えます。
さらに、近年注目されているとは言えど、インタラクティブ動画に取り組んでいる企業はまだまだ多くありません。そのため、今のうちからインタラクティブ動画を活用できれば、それだけで他社との差別化に繋がり、ユーザーに強い印象を残すことができます。
このように、インタラクティブ動画は、従来の動画に比べて、印象に残りやすいです。
(この点に関しては、先行者利益と言える部分も大きいため、時間が経つにつれて薄まってしまうメリットとも言えます。そこで、このメリットを活かすためにも、インタラクティブ動画への迅速な対応をご検討ください。)
最後に、インタラクティブ動画のメリット5つ目は、操作データを蓄積して改善しやすいという点です。
インタラクティブ動画では、動画内にユーザー自身がクリックやタップできる仕掛けを組み込んでいます。そして、それらの操作状況は、データ化することが可能です。
具体的に言えば、インタラクティブ動画では、「平均視聴時間」「流入経路」「離脱場所」といった通常の動画指標以外に、「ポップアップ滞在時間」「動画全体を通した総タッチ数」「どの場所が何回タッチされたか」などのデータを取得することができます。
こうした解析データを活用することで、視聴者の行動パターンを可視化することができるため、データに基づいた動画の効果測定が可能になります。
このように、インタラクティブ動画では、ユーザー操作を利用したデータ取得により、問題点を明確化しやすく、効果的な改善策が立てやすいです。
このように、インタラクティブ動画には、従来の動画が持ちえなかった数多くのメリットが存在しますが、その一方で、ただ再生ボタンを押すだけで視聴できた従来の動画に比べて、ユーザーに操作を求めるインタラクティブ動画は、正しい設計ができていないと、ユーザーに「めんどくさい」と感じられてしまうリスクもあります。
そのため、インタラクティブ動画を始める上では、きちんとした情報収集と設計が必要です。しかし、こうした状況にも関わらず、インタラクティブ動画は、近年注目され始めた動画マーケティング手法であるがゆえ、インターネット上を調べてみても、確実で十分なノウハウを収集するのは難しいのが現実です。
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