「SNS広告を初めてみたけど、イマイチ効果が出ない。」
「UGCって聞いたことあるけど、どういうマーケティング手法か知らない。」
SNSの運用も行う弊社には、このような声が数多く届いています。そこで今回は、近年話題のマーケティング手法である「UGC」について、その誕生方法からメリット、適した商材や成功させるための手法まで、詳しく解説したいと思います。
(後編はこちら)
UGCはUser Generated Contentsの略語で、企業ではなく、一般ユーザーによって制作・生成されたコンテンツのことを言います。 多くの人が日常生活で参考にしている以下のようなものは、全てUGCの一種です。
このように見てみると、UGCは私たちの行動に大きな影響を与えていることが分かります。さらに最近では、レビューサイトだけでなく、TwitterやFacebook、InstagramにおけるUGCが重要な情報源になっています。
そして、この記事では、UGCの中でも、よりマーケティング手法として効果的な、SNSにおけるUGCを取り上げたいと思います。
以前から重要とされてきたUGCを用いたマーケティングですが、なぜいま、新時代のマーケティングとして更なる注目を集めているのでしょうか。
その背景には、ここ数年間でネット広告が急増したことによる、広告業界が直面する厳しい状況が存在します。
株式会社電通の調査レポート(2022年3月9日発表)によると、2021年のインターネット広告費は2兆7,052億円(前年比121.4%)となり、初めて「マスコミ四媒体広告費(総計2兆4,538億円)」を上回りました。
中でも、SNS広告は前年比134.3%の7,640億円となり、ネット広告、とりわけSNS広告が急増している現状が伺えます。
そんな中で、急増する従来の広告に埋もれない広告として注目されたのが、UGCを用いたマーケティングでした。
従来の広告と比べ、一般ユーザーが発信したコンテンツであるUGCは、嫌悪感を抱かれづらく、また広告として信用されやすいため、他の従来広告と差別化することができました。
さらに、ネット広告が増える過程において、怪しい広告や詐欺まがいの広告も生まれたことで、UGCを好むユーザーが増えたことも、UGCを用いたマーケティングが注目される要因の1つとなりました。
このように、ネット広告の増加に伴う様々な要因が重なったことで、UGCを用いたマーケティングは、新時代のマーケティングと呼ばれるまでに、注目を集めるようになりました。
ここまでUGCを用いたマーケティングが話題となった背景をご紹介しましたが、ここからは実際に、UGCを活用するメリットをお伝えいたします。UGCの活用には、非常に多くのメリットがありますが、今回は中でも重要な4つに絞ってご紹介いたします。
UGCを活用するメリット1つ目は、何よりもコストがかからない点です。
一般に、広告を掲載する場合は、まず初めに広告を作るためのコストがかかります。しかし、UGCでは、一般のユーザーが制作したコンテンツを利用するため、新たなコンテンツを制作するコストがかかりません。
さらに近年では、マーケティングチャネルが多様化する中で、それらを網羅的に押さえようとすると、表現や訴求の幅などを変えた多くのコンテンツが必要で、制作時間も大きな負担となっていました。
しかし、この点に関しても、UGCを活用することで、ユーザーによって自然と多種多様なコンテンツが生まれるため、時間の面でもコスト削減につながります。
次に、UGCを活用するメリット2つ目は、爆発的な拡散力を持つ点です。
企業が広告を配信する場合、広告枠や予算の都合上、拡散力には限界があります。しかし、UGCを活用すれば、各SNSの全ユーザーが拡散の発端となり得ます。
そのため、うまくUGCを活用することができれば、従来の広告では想像もできなかったほど、多くの人々に拡散することができます。
UGCを活用するメリット3つ目は、商品開発や施策改善にもつながる点です。
UGCは広告としての効果を持つ一方で、貴重なレビューとしての役割もあります。UGCはユーザーによる投稿であるため、その投稿内容には、サービス・商品に対する率直な反応が現れます。
そのため、自社のサービス・商品を実際に使用したユーザーのUGCを見ることで、そのサービス・商品に対するお客様のリアルな声を知ることができます。
そして、それらを活用することで、効率的な商品開発や施策改善が可能になります。
UGCを活用するメリット4つ目は、広告としての信頼度が高いという点です。
ユーザーが投稿するUGCは、他のユーザーから見ても親近感が湧きやすく、広告よりも受け入れやすいコンテンツです。また、同じユーザー視点の意見として、信頼感も醸成できます。
そのため、広告により企業が商品やサービスの魅力を伝えるよりも、UGCを活用した場合の方が、説得力のある客観的な評価として信頼されやすくなります。
このように、従来の広告では得られなかった多くの魅力を持つUGCですが、実際に活用すると難しいのも事実です。こちらの後編の記事でも取り上げていますが、著作権の問題やステルスマーケティングの問題など、注意を払うべき事項も数多くあります。
また、大きなメリットである爆発的な拡散力も、拡散は指数的に起こるため、中途半端な施策ではほとんど効果を生みません。
そのため、UGCを活用してマーケティングを行うためには、ある程度の知識と経験が要求されます。
そこで、UGCを活用したマーケティングを、経験豊富な外部の制作会社に依頼してみるのはいかがでしょうか。
弊社では、自社サービスの「ムビラボ」を駆使した格安で上質な動画を1本2万円から、月1,500本のペースで大量制作しています。さらに弊社は、累計数万本の過去事例に基づくビックデータを活用して、コンテンツ企画・動画マーケティング・動画広告分析サービスまでも展開しています。
そのため、これまで培ってきた経験やノウハウを活かして動画制作だけでなく、動画化すべき内容の選定など広告施策全体をお任せいただくことが可能です。
もちろんUGCを活用したマーケティングに関しても、非常に多くのサポート実績がございますので、UGCをマーケティングに活用したい企業様はぜひ一度ご相談ください。
ムビラボのこれまでの事例、サンプル動画は以下のURLをご覧ください。
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