前回に引き続き、今回も「UGC」に関する記事です。
まだ前編をご覧になっていない方はこちらからご覧ください。
今回は、UGCを実際に活用するために、UGCに向いている商材と向いていない商材、有効的な手法から、注意点までをご紹介いたします。
前編をご覧になった方は気付いたと思われますが、UGCは他の広告と比べて見ても、少し特殊な手法・コンテンツです。そのため、商材による向き不向きが大きいのも事実です。ここでは、その中でも代表的な、UGC向きな商材とUGCに不向きな商材をご紹介したいと思います。
まず、前提として、UGCを活用するためには、商品が見える形で存在していることが重要です。というのも、商品が目に見えない場合、写真や動画に写すことができないため、SNSにアップされづらいからです。
そのため、基本的に、UGC向きな商品は写真や動画に写しやすい商品と言えます。このことを踏まえた上で、本記事では、UGC向きな商材が持つ特徴をさらに2つご紹介いたします。
ユーザーがUGCを投稿する理由の1つは、自分の使用したサービス・商品を、自身のユーザーにおすすめすることです。そのため、他者におすすめしやすい商材は、UGCを利用したマーケティングに向いていると言えます。
例えば、食べ物、飲み物、映画、本などは、写真や感想と共に他者におすすめしやすいため、UGCを活用する上では、非常に相性の良い商材と考えることができます。
ユーザーがUGCを投稿する他の理由として挙げられるのは、SNS投稿を通して自分を表現することです。自己表現としての投稿の場合は、特に“映え”が意識されることが多くなります。
そのため、アパレル、コスメ、観光関連などの“映える”商材は、SNSに投稿されやすく、UGCを用いたマーケティングにも向いた商材と言えます。
では、反対に、UGCを用いてマーケティングしづらい商材はどのようなものがあるでしょうか。UGC向きな商材の逆を考えてみると、SNSに投稿されにくい商材が、UGCに不向きであることが分かります。
その上で、SNSに投稿されにくい、UGCを用いたマーケティングで成果を生み出しづらい商材を、ここでは2種類紹介したいと思います。
まず挙げられるのは、プライベートに深く関わる商材です。プライベートに深く関わる商材は、SNSは不特定多数の人々に公開されるため、SNS上に投稿されにくい傾向にあります。
そのため、ゴミ袋、ティッシュなどの日用品や、ニキビ予防の化粧品や体臭予防のスプレー
などのコンプレックス商材は、プライベートな事柄ゆえ、UGCになりづらく、マーケティング効果も生みづらい商材と言えます。
次に挙げられるのは、購入者の少ない商材です。高価格であったり、複数人で1つで十分などの理由で購入者の少ない商材は、そもそもUGCを生む母数が少なくなります。
そのため、高級腕時計や家など、購入者の限られる商材は、UGCが生成されづらいため、UGCを用いたマーケティングとも相性の悪い商材と考えることができます。
UGCのメリットや商材による適性を踏まえたところで、ここからは、実際にUGCを活用してマーケティングを成功させるための3つの手法をご紹介いたします。
UGCを活用したマーケティングを行う上では、ファンや既存顧客へ的確にアプローチすることが重要です。
ある程度のUGCが溜まってからは、一般ユーザーもそれを真似た投稿をしてくれますが、まず最初に投稿する障壁は高いと言えます。
そこで初期段階では、既に自社のファンになっているユーザーや既存顧客にアプローチを行い、他の投稿の発端となる最初の投稿をしてもらうことが重要です。
適切なアプローチ方法については、ファンや顧客の性質によりますが、「いいね」による反応やユーザー参加型の投稿などにより、ユーザーとのコミュニケーションを欠かさないことは非常に重要と言えます。
UGCを活用したマーケティングでは、インフルエンサーとタイアップするという手法もあります。
情報発信力のあるインフルエンサーに商品・サービスを紹介する投稿をしてもらうことで、それを見た一般ユーザーによるUGC生成を狙うことができます。
自社が紹介したい商材とインフルエンサーのファン層を踏まえて、適切なキャスティングができれば、大きな成果を生むことができる手法です。
最後に紹介する手法は、ハッシュタグキャンペーンを行うという方法です。ハッシュタグキャンペーンとは、主にInstagramやTwitterにおいて、ハッシュタグによる拡散を狙った手法です。
企業のSNSアカウントで、オリジナルのハッシュタグを付けて投稿してくれたユーザーには、抽選で景品をプレゼントするなどのキャンペーンを行えば、UGCを発生させるきっかけになります。
さらに、そのようにして発生したUGCに対し、「いいね」やリツイートを行うことができれば、ユーザーとの距離が縮まり、今後の施策では、キャンペーンを行わずとも、UGCを生成してくれる可能性も高まります。
最後に、UGCを用いたマーケティングを行う際の注意点もお伝えいたします。メリットの多いUGCの活用ですが、一歩間違えると、大きなトラブルにも繋がりますので、以下の2点は特にご注意ください。
注意点1つ目は、著作権の問題です。UGCはユーザーが生成したコンテンツであるため、その著作権はユーザーに属します。
そのため、投稿された動画、写真、文章などのコンテンツをユーザーに無許可で利用することは、著作権の侵害になり得ます。
著作権の問題にならないためには、企業がUGCを活用してマーケティングを行う際、事前に投稿したユーザーから利用許諾を取得する必要があります。
次に注意しなくてはならないのは、ステルスマーケティングの問題です。
ステルスマーケティングとは、企業から広告対価を受け取っていることを明記せず、宣伝であることを隠して好意的なクチコミや評価を行う行為のことを言います。
UGCを活用したマーケティングにおいても、先述したインフルエンサーを活用した施策を行う場合など、注意が必要です。
対価を払ってUGCを生成する場合には、必ずその事実を掲載することを、忘れてはいけません。
ここまで読むと、これでUGCはもう安心!と思われるかもしれませんが、UGCの活用は一筋縄ではいきません。
実際にUGCを活用して効果を出すためには、信憑性に大きなバラツキがある情報から、高品質なものを選び出し、それを収集していくという手順が必要です。
この作業は機械化ができないため、自社内で行う上では、時間的コストと人的コストが大きな負担となります。
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