(こちらの記事には前編がございます。ぜひこちらも合わせてご覧ください。)
意外と知らないデジタルサイネージ
前回の記事では、デジタルサイネージについて、その特徴からメリット、活用シーンまでをご紹介いたしました。そこで、後編となる今回の記事では、実際にデジタルサイネージにおける動画制作のポイントと、実際の制作事例についてご紹介させていただきます。
デジタルサイネージの特徴とメリット・活用シーンが分かったところで、次に気になるのは、ではどのような動画がデジタルサイネージにふさわしいのか、という点です。
ここでは、映像制作会社である弊社が厳選したデジタルサイネージ動画の制作ポイントを3つご紹介いたします。
まずデジタルサイネージ動画を制作する上で、最も重要なポイントは、デジタルサイネージの前を通りかかった人々を惹きつけるということです。
タクシーや電車内などの例外も存在しますが、多くの場合、デジタルサイネージは街頭や商業施設構内など、人々が通り過ぎる場所に設置されています。
そのため、広告を見てもらうには、まず通行人の足を止める必要があります。そして、できるだけ多くの人々の足を止め、興味を抱かせるには、一瞬で通行人を惹きつけるインパクトが必要です。
具体的に言えば、カラフルな色彩や印象的な画面構成、瞬間的な画面の切替など、視聴者の視覚に刺激を与え、印象に残るような工夫が重要です。
デジタルサイネージ動画は、ただインパクトがあれば良いという訳ではありません。ここで重要になってくるのは、ターゲットを明確にするということです。
どんな人々にアプローチしたい広告なのかを明確にしなくては、不特定多数に向けて情報を発信するデジタルサイネージでは、効果が薄れてしまいます。
そのため、年齢や性別、職業など、アプローチしたい人物像をできる限り明確に構成しておく必要があります。
例えば、若い男性をターゲットとした動画の場合、激しい映像表現でインパクトを与える動画が効果的な場合が多いです。一方で、主婦層をターゲットとした動画の場合、柔らかい印象ながら特徴的な構成や配色でインパクトを残す動画が第1候補となります。
最後に、デジタルサイネージにおいて、もう1つ肝心なのが設置場所に合わせた動画を作ることです。デジタルサイネージは設置場所が幅広いため、その場所により、配信すべき動画も大きく異なってきます。
上述したようにターゲットを限定したあとは、そのターゲットに適切な設置場所を決めます。そして、次に、その設置場所に合わせて、どのような動画を作るべきか考えます。
この時、特に注意すべきなのは、その設置場所の雰囲気と視聴ツールです。例えば、街頭の大型ディスプレイと売り場のタブレット端末では、同じ情報を伝えるにしても、表現方法は大きく変えるべきです。
また、立ち止まってみる車内広告は長尺の動画も視聴されますが、人々が通り過ぎる駅構内では、長尺の動画は素通りされるため、短尺の動画がふさわしいでしょう。
このように、設置場所を想定して動画制作することも、デジタルサイネージ動画における重要ポイントです。
ここまで、デジタルサイネージにおける、動画制作のポイントをご説明してきました。ここからは実際に、弊社が過去に制作したデジタルサイネージ向け動画をご紹介いたします。
こちらの動画は、「すべてのお客様の美と健康のために奉仕し続け幸せな毎日を送れるようにしていく」をVISIONとして掲げるビップル様からご依頼いただいた動画です。
暗闇エクササイズの楽しさを伝えるデジタルサイネージ動画として、18歳以上のフィットネスを考えている層に向けて制作されました。
そのため、アップテンポな音楽に合わせて、クラブをイメージしたカラフルな照明のスタジオ映像を入れることで、暗闇エクササイズの楽しさを表現しながら、視聴者の目を惹く動画となっています。
次にご紹介する動画は、東京を中心に全国約28万人が通う、明るく楽しい雰囲気の中で料理・パン・ケーキが学べる料理教室であるABC Cooking Studio様と家具インテリアなどを幅広く手掛けるニトリ様のタイアップ動画です。
料理や食器が好きな人々に届けるデジタルサイネージ動画として、通行人にも訴求できるよう、短尺の中で料理と食器の魅力を伝えられる構成が要求されました。
結果的には、素材をコマ撮りで撮影する手法により、食器が変わることで食卓にどんな変化が生じるのかを分かりやすく表現しつつ、早いテンポで料理と食器の魅力を伝える映像を実現させました。
「クライアント様の利益を最大化するサービスのご提供」を掲げるコンプライアンス様の二日酔い対策のサプリメント「ヘベレケア」のプロモーション動画です。
お酒で失敗する人達の様子から商品を飲んだ人達が楽しそうに遊ぶ映像へ切り替える構成により、デジタルサイネージ動画として求められる短尺の中で、商品の必要性訴求を実現しました。
また、耳に残る「ヘベレケア」のテーマソングと夜の街をイメージした華やかな映像により、通行人が思わず立ち止まってしまうような動画になっています。
ここまで、デジタルサイネージ動画における制作ポイントと実際の制作事例をお見せしました。このことを踏まえれば、デジタルサイネージ動画の制作はもう安心と思われるかもしれません。しかし実際は、インパクトのある構成作りからターゲットに合わせた設置場所の選定まで、一筋縄ではいかない工程が多いのも事実です。さらに、多くの人々の目に触れるデジタルサイネージではブランディングの面からも失敗は避けなければなりません。
そこで、デジタルサイネージの制作・運用を、経験豊富な外部の制作会社に依頼してみるのはいかがでしょうか。弊社では、自社サービスの「ムビラボ」を駆使した格安で上質な動画を1本2万円から、月1,500本のペースで大量制作しています。さらに弊社は、累計数万本の過去事例に基づくビックデータを活用して、コンテンツ企画・動画マーケティング・動画広告分析サービスまでも展開しています。そのため、これまで培ってきた経験やノウハウを活かして動画制作だけでなく広告施策全体をお任せいただくことが可能です。
もちろんデジタルサイネージについても、非常に多くのサポート実績がございますので、デジタルサイネージを活用したい企業様はぜひ一度ご相談ください。
ムビラボのこれまでの事例、サンプル動画は以下のURLをご覧ください。
なお、詳細について相談を希望される方は、以下URLからお気軽にお問い合わせください。