ムビコラム
ー動画制作・撮影・マーケティングに役立つニュースー

2016年10月24日

最新技術の動画/映像広告

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「テレビ」と言えば今ではすっかりおなじみの「ハイビジョン」。本来は「地デジ=地上デジタルテレビ」という言葉と同じ意味ですが、2003年から全国の放送局で導入され始め、2011年には「地デジ」に完全移行されました。

それまでは当たり前だった正方形に見える「4:3」のテレビの画角は、今では人間が見える画角に近いとされる「16:9」にとって変わられ、テレビの標準になりました。

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JVC LT-46P300 TeleDock LCD TV / jvcamerica

ハイビジョンテレビの発売当初の価格は「1インチ=1万円以上」と言われた時期もありましたが、某大手通販会社社長が「テレビは異常なほど売れていない」と言っているように地デジの普及に伴い、価格破壊が起こりました。その後の不振を打破するかのように登場したのが「3Dテレビ」です。

3から4、そして8へ

しかしその「3Dテレビ」も結局は失速してしまいます。

鑑賞するには専用のメガネが必要ですし、映像制作の現場でも2台のカメラを使用しなければならず、作品の配給を含めた費用対効果が期待できなかったことも要因とされています。

そこへ登場したのが「4Kテレビ」。フルハイビジョンテレビの4倍の解像度になり、現在よりもかなりの高画質。 毎年千葉県の幕張で開催される「Inter BEE国際放送機器展」。

900社を越す放送関係のメーカーが出展する会場で見た4Kの画質は、確かに驚くほどの美しさでした。

2014年、あるメーカーのデモ画面で映し出されていたのはブラジル「リオのカーニバル」。カーニバル会場全体を見渡せる位置から撮影したロングショットでしたが、きらびやかな衣装に身を包んだダンサーたちの妖艶な姿はともかく、観客一人ひとりの表情がはっきりと捉えられていました。

私を含め、来場者はその繊細な画像を確かめるように顔を10センチほどの距離まで近づけては驚いていました。撮影に使用した同型のカメラも展示されていましたが、当時はそれぞれの回路を小型化することは不可能だったようで、映像化する部分とデータを記録する部分が別々になっていました。

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ところが最近では、別々だったカメラの本体もわずか2年で一体化して小型化が進み、私たちがよく目にするカメラマンが肩に担ぐスタイルの4Kカメラが登場しています。

さらに驚くのが「スーパーハイビジョン」と呼ばれる「8Kテレビ」。

2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会では4Kと8Kの同時放送が計画されていて、それに向けた放送機器の開発も日々進化を遂げています。

あるメーカーではすでに8Kの中継車も製作しています。留まることがない映像技術の進歩。私たちの身近になる日は近いのでしょうか。

最新の映像広告

日本ではNHKを除いた民放局の主な収入減は「コマーシャル=CM」です。

テレビの場合は視聴率や視聴する人々の年齢層などのデータを元に一日の時間帯を区切って料金を設定し、スポンサーに放送する時間や回数別に応じた値段で販売します。

しかし、近年ではインターネット動画共有サービスやスマートフォンなどのSNS=ソーシャル・ネットワーキング・サービスでは、視聴者の閲覧回数に応じて収入額が増減したり、「オンデマンド放送」といった提供されるサービスを利用するユーザーに課金するシステムなど、これまでには無かった形で収入を得る方法が急速に確立されています。

この場合、大事な要素は「いかにして視聴者を増やすか」ということ。特に話題になっている存在が「ユーチューバー」。自分で動画を制作してYouTubeに作品をアップして、その再生回数に応じて得られる報酬で生計を立てている人たちです。

過去に年収ランキングの第一位になったユーチューバーはなんと、1億円を超えています。

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YouTube logo / korosirego

彼らは手のひらサイズほどの小さなハイビジョンカメラで「自撮り」撮影をしていますが、シンプルながら面白さだけを追求し、しかも毎日更新するという徹底ぶり。

一度ハマると、つい見続けてしまうのです。 超高画質な4K、8Kテレビと急速な技術革新がある一方、じわじわと個人ユーザーたちに浸透しているインターネットなどの動画サービス。

いろいろな可能性を秘めつつ、映像の世界はどこまで広がって行くのでしょうか。

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