
本記事では、キャラクターを戦略的に活用してマーケティングを成功させている企業のSNS活用事例10選をご紹介いたします。
「自社のブランドをもっと身近に感じてほしい」「広告色の強さを抑えてファンを増やしたい」と考えているSNS運用担当者様や、広報・マーケティング担当者様は必見の内容です。
キャラクターを通じてどのようなコミュニケーションを設計し、フォロワーとの絆を深めているのか。各事例から学べるポイントを整理しましたので、ぜひ最後までお楽しみください。
※弊社がご支援させていただいていない企業も紹介しています。
SNS運用において、キャラクター(マスコット)を主役に据えた発信は、ブランディングやファン形成において非常に有効です。その理由は主に3つ挙げられます。
無機質な企業ロゴではなく、感情豊かなキャラクターが発信することで、ユーザーは「企業対個人」ではなく「友だち対個人」のような親近感を抱きやすくなり、エンゲージメント(反応率)が向上します。
宣伝色の強いキャンペーン情報も、キャラクターの「つぶやき」として届けることで、ユーザーの心理的障壁を下げ、好意的に受け止めてもらうことが可能になります。
タイムライン上で一目で「あのキャラだ」と認識されるため、ブランド認知のスピードが上がります。また、言葉の壁を越えて直感的にブランドの世界観を伝えることができます。
総じて、キャラクターは企業とユーザーを繋ぐ「潤滑油」であり、長期的なファンベースを構築するための強力な資産となります。
多くの企業が自社キャラクターをSNSの「顔」として起用するのには、単に「可愛いから」という理由だけではなく、戦略的なメリットがあるからです。主な理由として、以下の3点が挙げられます。
特に大手企業やB2B企業、専門性の高い業種では、ブランドイメージが「硬い」「真面目すぎて近寄りがたい」と思われがちです。キャラクターを介して発信することで、企業の人間味や温かみを演出し、ユーザーが気軽にコメントやいいねを送りやすい雰囲気を作ることができます。
特定の社員が「中の人」として人気が出るケースもありますが、退職や異動による運用断絶のリスクが伴います。キャラクターであれば、担当者が変わっても口調や設定を引き継ぐことが容易であり、長期間にわたって一貫したブランドイメージを維持し続けることが可能です。
機能や価格の比較だけでは差別化が難しい現代において、「このキャラクターが好きだから、この企業を応援したい」という情緒的なつながりは強力な武器になります。キャラクターのファンが、結果としてその企業の顧客へと成長する流れを作ることができます。
キャラクターを戦略的に活用することは、単なるマスコットの導入ではなく、SNSにおける「企業の永続的な資産」を構築することに他なりません。
テレビCMの歌と連動し、SNSではキャラクターのぬいぐるみが現実に存在しているかのように撮影する「ぬい撮り」を徹底。単なる販促ではなく、キウイたちの「シュールな日常」を描くことで、ファンとの情緒的な繋がりを構築しています。フォロワーが「自分もぬいぐるみが欲しい」と思わせるほどの愛着形成に成功した事例です。
2.楽天グループ(お買いものパンダ)
LINEスタンプでの爆発的人気を土台に、XやInstagramでは「季節の行事を楽しむ姿」や「日常のちょっとした失敗」を投稿。アニメ『お買い物パンダ!』も放送開始。「セールの告知」という無機質な情報をお買い物パンダの日常に溶け込ませることで、ユーザーに拒絶感を与えず、むしろ「パンダが言うならチェックしよう」と思わせる高い誘導力を発揮しています。
プロ野球「オリックス・バファローズ」との提携により、試合結果と連動したリアルタイムでの投稿を展開。ポンタが、負けた時に絶望する姿や、勝った時に歓喜する姿がファンの感情とシンクロし、ポイントサービスという本来「感情が入りにくい」事業に対して、熱狂的なコミュニティを形成することに成功しました。

1958年から続く伝統あるキャラひよこちゃんを、SNSでは「毒舌」「自虐」「トレンドへの便乗」を厭わないエッジの効いた人格に設定。SNSのメインユーザーである若年層の「ネタ文化」に合わせることで、ブランドの古臭さを一掃し、常に話題の中心(バズ)に居続ける戦略をとっています。
@chickenramen_official 歯医者 #チキンラーメン #ひよこちゃん #ひよこあにき #アニメ #ショートアニメ
♬ 2:23 AM – しゃろう
SNS担当者(中の人)のユーモアとキャラクターを完全に融合。他社アカウントへの「爆速リプライ」や、自社商品を全力でネタにする投稿が話題です。「企業の顔」がキャラクターであることで、担当者の個性が強く出ても嫌味にならず、ポジティブなブランドイメージを全世代に定着させました。

看板商品「ファミチキ」の袋を擬人化したシュールなビジュアルのファミチキ先輩。SNSでは、コンビニ店員としての日常や、働く独身男性のリアルな哀愁を投稿しています。「商品そのものをキャラクター化」することで、新商品が出るたびにキャラクターが宣伝部長として稼働でき、高い広告効果とキャラクターへの親近感を両立させています。

着ぐるみのキャラクターが流行のダンスを踊ったり、荷物の正しい梱包方法を紹介したりしています。物流という「物理的な労働」をキャラクターが可視化することで、現場で働く人への敬意や親しみやすさを育み、サービスへの信頼感だけでなく、採用活動におけるイメージアップにも大きく貢献しています。
YouTube番組「有隣堂しか知らない世界」のMCとして、ミミズクの「R.B.ブッコロー」が進行を担当。そのYoutubeは47万人を突破(2026年1月時点)。「社員」をいじる、忖度のない本音を語るといったキャラクター性により、書店の「お堅いイメージ」を完全に破壊しました。SNSでのファンとのやり取りも活発で、今や「キャラクターに会いに行くために店に行く」という聖地巡礼現象まで起きています。
企業公式VTuberとして、YouTubeやXで活動。歌、ゲーム実況、商品レビューなどを通じて、従来のCMではリーチできなかったアニメ・ゲーム好きの層との深い接点を作りました。最新テクノロジーを駆使したキャラクター運用により、「伝統ある大企業」が「常に新しい挑戦をする企業」であることを証明しています。
1950年代からあるロゴキャラクターを現代風の「3DCG」や「アニメ」にアップデート。SNSではキャラクターが実際に料理を食べてレポートする動画やダンス動画を投稿しています。老舗としての伝統を守りつつ、キャラクターをIP(知的財産)として独立させることで、飲食店の枠を超えたエンタメ企業としての認知を広げています。

本記事では、「キャラクター×SNS運用」について解説しました。SNS運用の成功の鍵は、キャラクターに明確な「人格」を持たせ、企業の情報を一方的に流すのではなく、ユーザーと同じ目線で「会話」を楽しんでいる点にあります。
単なる広報ツールとしてではなく、ユーザーの日常に寄り添い、時には流行に乗り、時には失敗もする。そんな「人間味のあるキャラクター」としての運用が、結果として企業の信頼度やブランド愛着度を高めることに繋がっています。
これからSNS運用にキャラクターを取り入れようと考えている方は、まず「そのキャラなら何と言うか?」というキャラクター設定の深掘りから始めてみてください。それが、長く愛されるアカウントへの第一歩となります。
本記事が皆様のYouTube・Instagram・TikTokなど、SNS運用にお役立てできますと幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
自社で運用を進めているが思ったように伸びない
投稿を進めていきたいが、工数が想定以上に発生し手が回らない
面白い企画やトレンドの企画を追いきれない
戦略策定から運用まで全て一貫して任せたい
動画撮影や編集ができる担当者がいない