近頃は個人だけではなく、企業も自社サイトやSNSなどでプロモーションを行うために動画制作を行うケースが増えてきています。スマートフォンが高性能化し、気軽に動画制作をできるようになったからこそ、クオリティーを高くすることで差別化を図らなければなりません。そこで今回は動画制作を外部に依頼する理由や制作会社を探すポイントについて紹介します。
現在はスマートフォンひとつあれば動画撮影や編集が可能です。ではなぜ、制作会社に依頼するのでしょう。その主な理由は次のとおりです。
スマートフォンひとつあれば動画制作は可能です。しかし、多くの人に見てもらい、拡散してもらうには内容が伴っていなければなりません。そこで重要となるのが動画の企画や構成です。やみくもに撮影したものを切り貼りするのではなく、予め企画を立て、それに沿って構成をつくり撮影するまでを的確かつ迅速に行うには、やはりプロの力が欠かせません。
企画や構成ができたとしても、次に重要となる撮影・編集技術がなければ、やはり多くの人の目に留まる動画は制作できないでしょう。斬新であったり、多くの人が興味を惹かれたりする動画を制作するには、高い撮影と編集技術が必須です。アピールしたい商品やサービスを飽きさせずに効果的に魅せる動画をつくるには、経験はもちろん高い技術がなければ難しいでしょう。
動画を最後まで見てもらうのはもちろん、目的のページに誘導するためには、「動画のどの場面でURLを表示させるか」「どのようなキャッチコピーが最適か」などの工夫が欠かせません。動画制作のプロであれば、これまでの経験から効果的なマーケティングを実現させる動画制作も可能です。
動画を制作会社に依頼する際、企業側で準備をしておくべき事があります。ここでは、その中でも特に重要な9つのポイントを見ていきましょう。
「新商品の拡販をしたい」「求職者を増やしたい」「自社のブランディングを行いたい」など、目的を明確にしましょう。目的がぼやけていると、企画や構成もぼやけてしまうため、訴求力がある動画を制作することができなくなります。
動画制作は予算をかけようと思えばいくらでもかけることができます。そのため、あらかじめ動画制作にかけられる予算を確定させたうえで依頼をしましょう。予算については、市場の相場感についてネットで調べたり、制作会社に聞くなりしてその感覚を掴むと良いでしょう。
動画制作を依頼する際の納期については、新商品の発売日や求職者募集日等から逆算して余裕を持って設定しましょう。動画はテキストデータや画像データとは違い、後から簡単に修正ができないからです。そのため、前もって修正が発生することも含めて、余裕を持った納期の設定を行いましょう。
動画の内容を口頭だけで伝えるのは簡単ではありません。こちらが思っているイメージが上手く伝わらず、誤解のもとになってしまう場合もありえます。十分、伝えたつもりでも制作会社には伝わっていなければ、つくり直しとなり、どちらにとってもマイナスでしかありません。
そこで、できるだけ誤解を与えずに、こちらの真意を伝える方法として、おすすめなのが理想とするサンプル動画の提出です。実際に動画を見せ、こういったイメージを想定していると伝えれば、口頭だけで伝えるよりも誤解が生まれにくくなります。Youtubeや動画素材のサイト等からイメージに近いものを数パターン用意しておくことをお勧めします。
誰に届けたいものかが、明確になっていなければ動画を制作する意味がありません。単に作りたいと思っている動画をイメージする前に、誰に届けるための動画なのかを明確にしましょう。できるだけ詳細なターゲット設定を行いましょう。例えば、新しい化粧品をアピールしたい場合であれば、その商品を購入してもらいたい人物像を「年齢・性別・職業・趣味・家族構成」などできるだけ細かく思い浮かべ、可視化していきます。
この際、ターゲットは自社の既存商品を購入している層と、これから自社の顧客になってもらいたい層のどちらにするかは事前に決めておきましょう。それにより動画の内容も変わってきます。両方を混同させてしまうと、非常にぼやけた訴求で終わってしまうことになります。
配信するメディアにより、動画のファイル形式やサイズ、解像度などが異なるため、事前にどのメディアで配信をするのかを決めておきます。また、SNSで配信するのか、映画館や展示会などでの大きなスクリーンで配信するかにより、内容も変えなくてはならない場合もあります。配信するメディアを決めたうえで、依頼先を探すことをおすすめします。
60秒の動画を1本制作するのと、30秒の動画を2本、20秒の動画を3本制作するのでは、時間は同じでも予算は大きく異なります。また、1本の動画の時間により伝えられるメッセージも変わってくるでしょう。そのため、事前に何秒の動画を何本制作するのかを明確にしたうえで依頼するようにしましょう。
1本の動画にいくつものメッセージを詰め込んでしまうと、本当に届けたいメッセージが曖昧になってしまい、何も届かない動画になってしまう可能性があります。そこで、届けたいメッセ―ジは1つの動画に1つ、多くても2つに絞り込んでおきましょう。
例えば、求職者向けの動画を制作するのであれば、「会社案内」「コーポレートメッセージ」「経営ビジョン」「沿革・歴史」など自社の概要を伝える資料を準備します。また、新商品の拡販動画であれば、「新商品のスペック」「プレゼン資料」「競合他社との比較」など商品に関する資料を準備し、提出できるようにしておきましょう。
資料はあればあるほど、動画制作で企画や構成をする際のヒントになる場合があるため、必要かどうかは考えずに、提出できる限りのものを出すようにすることをお勧めします。
実際に動画を制作会社に依頼する際、どのように進めていくのかについて、おおよその流れを見ていきましょう。
前項で上げた動画制作に関する準備を終えたら、実際に制作会社に対して見積もり依頼をしましょう。この際、必ず複数の制作会社に見積もり依頼を出し、そのなかで自分たちの理想に最も近い制作会社を選択しましょう。必要であれば担当者に対して疑問点を確認したうえで選択しましょう。
制作会社を決めたら、打ち合わせの開始です。最初の段階では対面で行い、ある程度の内容が固まったら電話やメール、チャットなどで進めていきます。この段階で理想とする動画のサンプル、会社資料、配信メディアなどを提出し、完成時のイメージ共有を行っておきましょう。特にしっかりと決めておくべきポイントは、「納品期限・方法・形式」です。
制作会社の企画・構成案を確認し、制作する動画の詳細を詰めていきます。動画制作に入ってしまうと修正する際の手間がかかるため、ここで改めて疑問点や予算など共有したイメージに乖離がないかを確認しておきましょう。
動画の撮影、ナレーションやテロップの挿入などの編集作業を行い完成したら、確認を行います。修正したい箇所があれば相談のうえ、修正を行いすべてが終了したら公開です。
動画制作を依頼する際に、もっとも気になるのは、制作にかかる費用ではないでしょうか。そこでここでは、企業が動画を制作会社に依頼した場合の費用相場を紹介します。
当然ながら、どのような動画を制作するかによって費用は異なりますが、一般的な会社案内動画であれば30~100万円、商品やサービスを紹介する動画であれば30~60万円が相場です。セミナーやイベントで配信する動画は30~50万円程度で制作できます。また、YouTubeやSNSなどで配信する動画で2分程度のものであれば、30万円~50万円程度で制作可能です。
ほかにもドローンや特殊なカメラを使って撮影する必要のある動画は、一般的な動画の費用相場に加え、数十万円がプラスされます。
ここまで動画制作にかかる費用相場を見てきましたが、かなりざっくりしていて、費用の範囲が広いと思われるかたも多いのではないでしょうか。そのもっとも大きな理由は、動画がテンプレートに沿ったものではなく、基本オリジナルであること。そして、制作にかかわる人数や日数、使われる機材によって費用が大きく変わってしまう点にあります。
そのため、価格だけで制作会社を選択してしまうと、理想とする動画制作が実現できない場合もあるので、見積もりの段階で細かく質問するようにしましょう。
そうした意味でも、予算内で理想に近い動画制作を行うポイントは、依頼する前段階でできるだけ準備をしておくこと。企画・構成案を制作する前に制作会社とイメージの共有をしておくことです。後になって修正や撮り直しになれば、思った以上に費用がかかってしまうため、前段階でそのリスクを軽減しておくことが、予算内で理想に近い動画制作を行うポイントになるでしょう。
動画制作は、以前に比べ簡単になってはいるものの、企業動画として公開できるものを制作するには、専門的な技術が求められます。経験がない企業が、制作して成果を上げるのは簡単ではありません。そのため、外部の動画制作会社に依頼することをおすすめしますが、問題は費用が高いのではないか、理想とする動画ができるのだろうかといった点でしょう。
これらの不安を払拭するためのポイントは2つ。ひとつは、制作会社に依頼する前段階で、できるだけ完成した動画のイメージを明確にしておき、具体的に制作会社に伝えられるようにすること。そしてもうひとつは、「過去実績」「企画・提案力」そして、「価格とクオリティのバランス」が取れた制作会社を選択することです。
そこでおすすめなのが、フラッグシップオーケストラです。制作にかかるコストを抑えられるのはもちろん、過去実績が豊富なため、企業のさまざまな要求にも応えられます。また、動画制作に加え、修正放題プランや効果測定プランなど制作するだけではなく、動画制作のあらゆる点でサービスの提供が可能です。これから動画制作を展開したい、すでに実施しているが、なかなか効果が出ないといった際は、ぜひ、フラッグシップオーケストラにご相談ください。