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オンライン研修を効果的に実施するためにやるべきこととは?

リモートワークが普及してきた昨今、リアルタイムのオンライン研修だけではなく、動画を活用したオンライン研修についても、各社で積極的に活用されてきており、業績に大いに貢献している事例もあります。

 

例えば、セールスフォース・ドットコムは、早い段階からオンライン研修を進めることで、コロナ環境下にもかかわらず大きく業績が伸びています。第4四半期の総売上は58億2,000万ドルと、前年比20%増(為替変動の影響を除いた場合は19%増)だったそうです。

 

しかしながら、「オンライン研修の仕組みを入れているが効果が実感できない」ケースや、「オンライン研修の仕組みを社内に導入したいけど効果があるのだろうか……」という担当者の声が聞こえてきています。

 

そこで今回は、オンライン研修のメリット・デメリットについて言及しつつ、効果が出るためにやるべきことについて解説します。さらには、オンライン研修の効果を高めるためのツールを紹介します。

 

■オンライン研修のメリット

 

オンライン研修は、リアルな研修にはない多くのメリットが得られる点が特徴です。本章では、オンライン研修のメリットについて紹介します。

 

時間やコストを節約できる

オンライン研修は、インターネット環境とパソコンやスマホ、タブレットなどのデバイスさえあれば、どこでも視聴できます。そのため、受講者が会場まで移動する手間が不要で、気軽に参加できる点がメリットです。もちろん、往復の交通費も必要ありません。

 

一方、オンライン研修を実施する企業側にもメリットがあり、

 

・大きな会場を押さえる必要がない

・機材も少ないので準備の手間もそれほどかからない

・講師や従業員が移動する手間を抑えられる

 

時間とコストを大幅に抑制できる点が大きなメリットです。

 

予期せぬ災害時にも継続して行えるようになる

オンライン研修の場合は、受講者がオフィスや会場へ足を運ぶ必要がないので、BCP対策にもつながります。

 

新型コロナウイルスや自然災害などの影響で、オフィスや会場へ行けなくなった場合でも、オンライン研修であれば、自宅などから参加することが可能です。

 

一方、多くの拠点を持つ企業の場合、本社と支社で研修の実施頻度が異なることが原因で、教育格差が生じるという課題があります。しかし、オンライン研修であれば、本社と支社の教育格差がなくなり、全社的な人材育成につなげやすい点もメリットです。

 

録音・録画が簡単に実施できる

オンライン研修は、録音や録画が簡単にできる点もメリットだといえるでしょう。

 

通常の研修を録画する場合には、カメラやマイクを設置する必要があるなど、若干手間がかかります。一方、オンライン研修の場合、多くのWeb会議システムに録画機能が搭載されているため、簡単に録画できる点が特徴です。

 

また、オンライン研修中の音声や動画を録画したものを、同じ研修中にサンプルや振り返りに使うことも容易でしょう。さらに、録画や録音データはそのままパソコンやクラウド上に保存されるため、外部のカメラで収録したときのような取り込み作業も不要です。

 

加えて、収録したオンラインセミナーのコンテンツは何度でも使用できますので、アーカイブが貯まっていくことで、社内のノウハウ共有効率化も実現できるでしょう。

 

■オンライン研修のデメリット

メリットが多いオンライン研修ですが、もちろんデメリットもあります。実施前に確認することで、デメリットを補完する方法も検討しておくことが重要です。オンライン研修のおもなデメリットを紹介します。

 

安定したネット環境とデバイスが必要

オンライン研修を受講するためには、一定水準以上の通信環境とパソコンなどのデバイスが必要です。

 

ネット環境が不安定になると映像や音声が途切れたり、最悪の場合、止まったりする可能性もあります。また、オンライン研修中にグループワークやほかのソフトを利用する際には、処理が重くなりがちなので、一定水準以上のスペックを持つパソコンでなければ作業がままならないことも想定されるでしょう。

 

さらに、オンライン研修のみでリアルな研修を行わない場合には、ネット環境やデバイスを従業員に貸与する必要があります。そのため、リアルな研修では発生しないコストがかかる可能性もあるでしょう。

 

誰が何を履修したか分からない

オンライン研修は、参加者が動画をしっかり見ているかが分からない点がデメリットです。

 

リアルな研修の場合は、参加者全員を俯瞰することができるため、履修状況を把握することは難しくありません。しかし、オンライン研修は受講者の参加状況は分かりますが、本当に見ているのかどうかを確認することは難しいでしょう。特にアーカイブ動画で研修を受講した場合には、どこまで動画を見たか把握することが難しい点が大きな課題です。

 

そのため、受講後にテストや振り返りを行うなど何らかの対策を講じなければ、受講者の教育効果を高めることは難しいと思われます。

 

受講者のリアクションが把握しづらい

オンライン研修は、スピーカーが受講者のリアクションを把握しづらい点がデメリットです。

 

リアルなセミナーでは、スピーカーが受講者のリアクションを確認しつつ、話すペースや内容を調整しながら進行できます。そのため、受講者の理解が乏しいと感じた場合などは、丁寧に時間をかけて話すといった対応をすぐに行うことが可能です。

 

しかし、オンラインセミナーの場合、受講者の表情や頷き度合いなどが把握しづらく、スピーカー側が状況を把握することは難しいでしょう。さらに、オンラインセミナーでは、カメラをオフにして受講する方も多いため、その場合はさらにリアクションが把握しづらくなります。

 

したがって、オンライン研修を実施する前には、受講者に対して「リアクションを大きめにする」「カメラをオンにする」といった取り決めを行うことが必須です。

 

 ■オンライン研修を効果的に実施するためのポイントは3つ

パーソル総合研究所が2021年に行った約400社の人事部門への調査によると、オンライン研修を効果的に実施するためには、以下3つのポイントを押さえる必要があると発表しています。

 

・デジタルツールを活用した研修後フォロー

・学習履歴の分析

・動画視聴などの活用

 

参考:パーソル総合研究所/コロナ禍における研修のオンライン化に関する調査

 

先ほど紹介したオンライン研修のデメリットを補完するためにも、これら3つのポイントを押さえることが必須といえるでしょう。

 

さらに、前掲のセールスフォース・ドットコム社においては、トレーニングや事例コンテンツなどの動画コンテンツのプラットフォームを用意することによって、従業員がリモート環境下においても、しっかり自主学習できる環境を整えていました。

 

また、再生時間が長い動画は飽きやすく、受講者が聞き流しているだけの状態になりやすいので、1つの動画の時間を10分程度と短めにする工夫がなされています。さらには、デジタルツールを活用した研修後フォローと学習履歴の分析が仕組みによってなされているため、従業員に対して、オンライン上でも徹底的に教育をすることができます。

 

しかし現状、オンライン研修のノウハウが十分に溜まっている企業はまだ少ないため、具体的にどうサポートしたらよいのか苦慮されている方も多いと思います。

 

そんな中、デジタルツールを活用した研修後のフォローや学習履歴の分析、動画視聴などの活用ができるツールとして、ムビパスが注目を集めています。

 

ムビパスとは動画を配信し、ユーザーを特定、閲覧データを取得・分析できる動画配信・分析ツールです。難しい操作は一切必要なく、動画をアップしてURLを発行するだけでオンライン研修の実施や分析が行えます。

 

ムビパスを活用することで、オンライン研修を効率化するための3つのポイントを、効率よく押さえることが可能です。

ムビパスについてはこちらの記事をご覧ください。

 

ムビパスを活用することのメリット

ポイント1.ユーザー毎の視聴データの取得が可能

ムビパスは「どのユーザーがどこで離脱したか」「最後まで見たか」など、さまざまな動画視聴データの取得が可能です。

 

取得したデータは、どのユーザーが研修内容に興味を持っているかといった、動画のABテストに役立てられます。そのため、受講者の閲覧状況が把握しやすいので、受講者のリアクションが把握しづらいというオンライン研修のデメリットの抑制につながるでしょう。

 

ポイント2.クローズドでの配信が可能

ムビパスは一部の受講者に限定した、クローズド配信をすることが可能です。

 

オンライン研修の専用URLを発行するため、特定のユーザーしか視聴できない仕組みを実現しています。そのため、セキュリティが担保され、企業の秘密・機密情報を扱う研修などを問題なく実施することが可能です。

 

また、ムビパスはアプリのダウンロードが不要で、スマホでの視聴もできるため、インターネット環境やパソコンの準備が必須ではありません。したがって、安定したネット環境とデバイスが必要というオンライン研修のデメリットを払拭できます。

 

ポイント3.誰が見ていたか特定可能

ユーザーからログイン情報を取得できるムビパスは、どのユーザーが動画を閲覧したのか特定することが可能です。

 

そのため、誰が何を履修したか分からないという、オンライン研修のデメリットを克服できます。履修状況を確認することで、学習状況が芳しくない受講者のキャッチアップが可能になり、全社的な教育効果の向上につなげられるでしょう。

 

■ムビパス導入事例

最後にムビパスの導入事例を紹介します。

某総合人材サービスにおけるグローバル企業において、ムビパスを導入いただきました。

 

同社では従業員のオンライン研修に、ムビパスを活用されています。従来は対面で行っていた部内の研修をオンライン化するために、ムビパスを導入されたそうです。

 

ユーザー毎の視聴データや、ログイン情報とアンケート結果を組み合わせることで、受講者の習熟度の可視化を実現し、未受講者の特定が可能になりました。さらに、習熟度に応じたコンテンツの配信が可能になったことで、全体のスキルアップ向上が図れたそうです。

 

本記事でムビパスに興味が湧いた方は、ぜひ弊社フラッグシップオーケストラまでお気軽にご相談ください。

 

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