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動画制作ノウハウ

【動画制作会社監修】動画編集の基本!上手くなるコツ公開!Part 1

普段動画を見ていて何となく、「この動画良い動画だな」、「この動画の情報入ってきやすいな」、「雰囲気にピッタリだな」と思うこと、ありませんか?

 

動画編集をされている方や、これから始めようとされている方は、特に気になるところかと思います。

 

このように、「なぜこの動画が良いのか」を言語化して理解し、より良い動画の制作に向けて編集力を上げていくための第一歩として、まずはテロップについての知見を公開いたします。

 

今回は、テロップ(テキスト)の表現について!動画編集の基礎知識を固めるために、テロップに関連する用語、フォントについての確認から、編集を行う際の工夫ポイントや注意点まで紹介させていただきます!

 

1.用語の確認

まずは、テロップ周りの用語についての確認になります。

 

動画制作や動画編集に際して、先ずこれらを抑えておけば、専門用語が出てきた時でも、テロップ関連の会話がスムーズに進むと思うので、この機会に確認しておきましょう。

 

文字の大きさや間隔について

サイズ

文字の大きさのことです。

級数と言われることもあります。

「サイズ/級数を落とす」といった使い方をします。

カーニング

文字と文字の間隔のことです。

「カーニングを緩める」といった使い方をします。

トラッキング

文章全体の文字の間隔のことです。

カーニングとは異なり、選択した箇所を一度に変更できます。

レディング

垂直方向の間隔、行間のことです。

「レディング/行間が空いている」といった使い方をします。

正体/長体/平体

※正体:縦横比が同じ

※長体:横比率が縮まっている

文字の横幅や縦幅の比率のことです。

「長体かかっている」といった使い方をします。

正体が基本ですが、文字が多く入りきらない場合や、他の行との調整などで長体にすることもあります。

初めから長体や平体がかかっているフォントもあるので要注意です。

テロップにつける効果(文字を読みやすくします。)

エッジ

境界線、縁取り線のことです。

文字の境界線をくっきり見せることができます。

グロー

光彩のことです。

文字の形にぼかしを入れることができます。

ドロップシャドウ

文字に落とす影のことです。

テロップベース

文字の下に敷く帯状の部分のことです。

座布団、マットと言われることもあります。

その他

マージン

余白のことです。

読みやすさや雰囲気に関わる大事なものになります。

ディテール

細部(全体の中の細かい部分)のことです。

 

2.フォント

次は、動画制作や動画編集に欠かせない、フォントについてです。フォントを選ぶ際にも様々な背景から最適なフォントが選ばれ、使用されています。フォントの選び方やよく使われるフォントの例を紹介させていただきます。

 

2.1フォントの選び方と注意点

まず、フォントを選ぶ際には下記3点に気を付ける必要があります。

 

①動画のテーマや内容にマッチしているか

フォントは様々ありますが、「真面目」、「カジュアル」、「楽しい」、「上品」と、様々なイメージがあります。そのため、各動画の内容に合わせて使用するフォントを決定していく必要があります。

 

②視聴環境に適しているか

最近では、スマホやタブレットといった小さなスクリーンでの視聴が増えています。そのため、動画を使用する媒体としてスマホやタブレットが想定されている場合には、文字を大きくしたり太くしたりして、見やすい・読みやすいフォントにする必要があります。例えば、モバイル視聴が想定されている場合には、ナレーションのフォローテロップのフォントをゴシックにすることがおすすめです。

 

③ターゲットにマッチしているか

ターゲットの年齢層や性別に合わせて、最適なフォントを決定していく必要があります。

 

※注意点

・読みやすさは大事ですが、全体のバランスやトンマナもよく考えて選ぶ必要があります。読みやすさは文字のサイズや間隔、行間や文章の長さ、改行や文字の強弱、アクセントなどでも調整することが可能です。

 

・何種類ものフォントを使ってしまうと統一感がなくなるため、数種類に絞ることで統一感が出て、見やすく印象の良い動画となります。ウェイトを変えられるフォント(フォントの太さ)は使いやすいためおすすめです!

 

2.2よく使われるフォント例

 

フォントは、和文用のものだけで約3000種類あると言われており、よく使われる和文フォントとして、ゴシック体(角ゴシック、丸ゴシック)、明朝体、筆書体(楷書、行書)、デザイン書体(POP体など)があります。

 

ゴシック体の中でも、角ゴシックや丸ゴシックと分けられ、角ゴシックの中でも小塚角ゴシック、ヒラギノ角ゴシック、UD 新ゴシックなど様々あるため、動画のイメージや視聴環境、ターゲットに応じて使い分けていきます。

 

例えば、角ゴシック、丸ゴシック、明朝体には下記のようなイメージがあります。

 

角ゴシック

 

・イメージ:カジュアル、親近感、力強さ、信頼感

・特徴:線の太さが均一、視認性に優れ判別しやすい

例)小塚角ゴシック、ヒラギノ角ゴシック、UD 新ゴシック、メイリオなど

 

丸ゴシック

 

・イメージ:優しい、ソフト、かわいい

・特徴:ポップなデザインや子供向けのデザインに向いている

例)ヒラギノ丸ゴシック、UD 丸ゴシック、平成丸ゴシックなど

 

明朝体

 

・イメージ:高級、上品、誠実、真面目、エレガント、伝統的、繊細

・特徴:横の線が細い(強弱がある)、「とめ」「はらい」がある

例)小塚明朝、あおぞら明朝、ヒラギノ明朝など

 

※注意点

英語や数字、日本語を組み合わせる場合には、フォントによって文字の大きさにバラつきが出るので、目で確認しながら違和感を感じた部分を調整していく必要があります。

 

おまけ

 

最後におまけとして、有名ブランドの使用しているフォントを紹介させていただきます。

 

CHANEL:Helvetica

LOUIS VUITTON:futura

GUCCI:Optima

 

3章からは、1、2章にて名称や特徴について学んだ、各テロップ(テキスト)表現について、実際に動画編集する際に工夫すると良い点や注意すべき点になります。

 

3.デザインベース

カーニングに加え、行間と縮尺を加えたデザインの基本が以下の通りになります。

 

カーニング

常に適度な間隔をあけ、細かい句読点やかっこ()は文字と文字の間に無駄な隙間を作らないようにしましょう。

フォントによって文字間隔が変わるので注意しましょう。

タイトルや、画面いっぱいに文字を打ち出す場合は緩いカーニングが有効です。

行間

適度な行間を探しましょう。

上下の文章がくっついていると見えにくいので注意しましょう。

間隔の空き過ぎにも注意しましょう。

縮尺

周りのバランスを見て構成しましょう。

コピペをする際は、ペーストする前の縮尺設定になっていないか十分注意しましょう。

 

4.テロップにつける効果/エフェクト

 

動画制作をする上で、テロップにつける効果というのは、自分のメッセージを伝える上でとても重要です。エフェクトは、必ずしも必要というわけではないですし、むしろついていないほうが効果的なんてこともありえます。

シャドウ

影を落とすことで、文字を浮かび上がらせ強調できます。

影をくっきりとさせることでポップな印象になります。

エッジ

文字に境界線がひかれるようなエフェクトです。太過ぎても文字が潰れ、細過ぎても強調されないので調整が必須です。

光彩(グロー)

文字の後ろから光が出ます。フワッとした印象にすることができます。

ベベル

文字の角が強調され、より立体的な印象になります。

 

注意点としては、エフェクトを重ねてしまうと芋っぽくなってしまうということです。特にシンプルな構成が良いとされる広告動画を編集する際には、特に慎重になった方が良いと思います。

 

5.色の与える印象

それぞれの色が全く異なる印象を与える、というのは言わずと知れた事実です。

 

自社のメッセージをより効果的にお客様に伝える為、色に関する理解は動画編集において大事な鍵になってきます。

原色を大きく分けると、人が感じる印象はこのようになります。

 

【赤】:目立つ、注意を寄せる

【青】:印象の良くないことを表示する時に使われることが多い

【黄】:文字のみだと目立たない色、ベースとして使われることが多い

それぞれの色が与える印象はこちらです。

 

エネルギー、興奮、活動的

冷静、冷たい、清潔

明るい、希望、幸福

自然、若い、爽やか

清潔、純粋、神聖

ロマンチック、愛情、かわいい

高貴、幻想的、不思議

元気、陽気、賑やか

 

色の他にも、色のくくりも覚えておくと効果的です。

 

【暖色】:暖かい色 赤、オレンジ、黄色など

【寒色】:寒々しい色 青、紺、水色など

【中間色】:彩度の高いところから低いところの中間点に位置する色

 

一般的に、暖色は見ている人の注意をひきやすい、といわれています。





カラーホイール(色相環)

 

数ある色を色相環に沿って並べたものです。これを利用することによって、色の相性を一目で確かめることができます。

 

全ての色には、補色といわれる、カラーホイール上で対角線上に位置する正反対の色があります。例で言うと、赤の補色は緑、黄色の補色は紫、といった具合です。

 

この知識を踏まえ動画編集する上で注意したいのが、「目立つ」と「見やすい」は別物ということです。先ほど、赤の補色は緑とありましたがこの組み合わせは、クリスマスの時期以外あまり見かけないと思います。このような奇抜な色使いは、動画編集ではあまり利用しないと考えられます。

 

動画制作する上で、上記のような場合は、コントラストを意識することで、課題を克服することができます。例えば、黄色と黒色のコントラストを利用すると目立ちやすく、更に読みやすいですよね。

 

動画編集に起用してみたらどうでしょうか。メッセージがより効果的に伝わるのではないでしょうか。

「関係者以外立ち入り禁止」などの注意勧告の標識などを想像してみてください。読みやすいし、遠くからみても問題なく読めるほど目立ちますよね。

 

6.カーニングとエッジの調節

テロップなどの文字にも編集を施すことは大事です。

 

文字にエッジの効果をつける際、エッジが隣の文字に重なってしまうなんてことがあります。そこで重要になってくるのがカーニングの作業です。

 

エッジが重なり、文が詰まって見えてしまう時には、カーニング緩めて間隔を調節しましょう。

 

もう一つの対策は、エッジに丸みをもたせてあげるということです。エッジが重なってしまっているなら、エッジを丸く削り、隣の文字に被らないように調節することが可能です。

 

この動画編集テクニックを分かりやすく画像でみるとこのようになります。

 

 

7.文字の強調

動画編集をする上で、強調したい部分がでてくると思います。どこを、どのように強調させるかを考えるのは大きな課題となります。

文を強調させる方法はいくつかあります。

 

1.目出させたい部分のフォントサイズを変える

2.目立たせたい部分のフォントカラーを変える

3.目立たせたい部分の文字の太さを変える

4.文字の上に̇̇̇̇̇点をつける

5.アンダーラインを利用する

6.イタリックを利用する

7.ハイライトを利用する

8.”っぽい”テロップ

 

日常的に目に触れるものとして、「っぽい」テロップがあると思います。

 

例えば、ニュースっぽいテロップ、オーガニックっぽいテロップ、など他にもたくさんあると思います。もっと細かな例を挙げると、エヴァンゲリオンのテロップは「マティスEB極太」というフォントです。

 

このように、「〇〇っぽいテロップ」を見つけ、そのフォントを特定するという作業を身につけておくことで、動画制作・編集はもちろん、営業に携わっている方々でも何かと役に立つと思います。フォントに関する知識のストックを増やしておくことで、「もっとプロっぽくして!」などの抽象的な要件にも瞬時に応えられるようになるかもしれませんね。

 

例)

・子供っぽい

・大人っぽい

・外国っぽい

・マンガっぽい

・ニュースっぽい

9.まとめ

今回は、テロップ周りの用語やフォントに加え、カーニング・行間・縮尺やシャドウ・レイヤー効果、色・配色・コントラストのコツや注意点についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

より良い動画の制作や編集を行うために、基礎を詰めることも重要だと思うので、是非実践してみてください!

 

 

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