
本記事では、金融業界の企業のSNS(YouTube/Instagram/TikTok)活用事例20選をご紹介いたします。
企業のご担当者様でYouTubeチャンネルやInstagram/TikTokアカウントを運用している、またはマーケティング・採用・広報どの部署でもSNSの運用方法に興味のある方は必見です。
金融業界の企業がどんな形式でSNSを運用しているのか、各事例から参考にできるポイントが多くございますので、ぜひ最後までお楽しみください。
※弊社がご支援させていただいていない企業も紹介しています。
【YouTube活用事例】
事例1▶︎三井住友銀行(SMBC)
事例2▶︎みずほ銀行
事例3▶︎りそなグループ
事例4▶︎住信SBIネット銀行
事例5▶︎第一生命保険
【Instagram 活用事例】
事例6▶︎三菱UFJ銀行(MUFG)
事例7▶︎楽天カード
事例8▶︎PayPay
事例9▶︎ソニー銀行
事例10▶︎auじぶん銀行
事例11▶︎セブン銀行
事例12▶︎日本生命保険相互会社
事例13▶︎東京海上日動火災保険
事例14▶︎マネーフォワード
【TikTok活用事例】
事例15▶︎SBI証券
事例16▶︎楽天証券
事例17▶︎アイザワ証券
事例18▶︎GMOインターネットグループ
事例19▶︎Paidy
事例20▶︎松井証券
金融業界において、顧客促進施策・マーケティング施策・ブランディング施策として、YouTubeやTikTok、InstagramなどのSNS活用は非常に有効です。
理由として、主に3つ挙げられます。
・専門知識がなくても理解しやすい
金融商品や制度の仕組み、メリット・デメリットを動画や投稿を通じて分かりやすく解説することで、専門知識がない顧客でも理解しやすくなり、不安や疑問を解消しやすい。
・信頼感の醸成
担当者の考え方や価値観、対応スタンス、実績などを発信することで、「誰から相談するか」を重視する金融領域において信頼感を醸成でき、初回相談への心理的ハードルを下げられる。
・印象付けることができる
今すぐ契約・相談に至らない潜在顧客に対しても継続的に情報提供ができ、ライフイベントや検討タイミングが訪れた際に、最初の相談先として想起されやすくなる。
総じて、SNS活用は「まず知ってもらう」「理解してもらう」「信頼してもらう」という金融業界において特に重要なプロセスを強化し、他社との差別化を実現する施策です。
そのため、顧客促進・マーケティング・ブランディングの観点から、金融業界においてもSNSは非常に有効な手段であると言えます。
既にYouTubeチャンネルやTikTokアカウント、Instagramの運用を始められているかどうかに関わらず、これから始めるかどうかを検討されている方にとっても、同じ金融業界の事例を事前にリサーチしておくことはとても重要です。
例えば3つのメリットが挙げられます。
・再生回数の差異からどんなテーマの発信に視聴者が興味があるのかを推定できる
・チャンネル登録者数やコンテンツの平均再生回数などを推定できる
・他社のコンテンツと比較することで、自社のオリジナリティの探索に活用できる
YouTubeチャンネルやTikTokアカウント、Instagramを既に始められている方は定期的に同業界のチャンネルの動向をウォッチしておくことで既存の運営方針や施策、コンテンツのブラッシュアップに活かせますし、これから始めかどうかを検討されている方は、まず最初の目標策定の際やシミュレーション実施の際に活用することができます。
本記事では金融業界全体におけるSNS活用事例をご紹介させていただきます。
TVCM・サービス紹介・キャンペーンなどをYouTube上に継続的に集約し、「公式情報がまとまっている状態」を作っています。金融は比較検討の前に“安心できるか”が問われるため、動画が蓄積していること自体が信頼の裏付けになります。広告的な一発ではなく、継続露出で好印象を積み上げる使い方をしています。

https://www.youtube.com/@smbc7829
企業姿勢やサービスの考え方、生活者向けの取り組みなどを動画として発信し、堅い印象になりやすい金融の距離を縮めています。金融は“仕組みが難しい”ほど誤解が生まれやすいので、動画で背景や意図を語れることが強みになります。問い合わせや相談の前段階で「理解・納得」を作る役割を果たしています。

https://www.youtube.com/@MizuhoBKOfficial
CMだけでなく、金融に関するお役立ち・生活者向けコンテンツなどを織り交ぜて接触機会を増やしています。金融を“難しい知識”として提示するより、生活の課題と結びつけて見せることで視聴のハードルが下がります。YouTubeを「理解の入口」として機能させ、ブランド好意と想起を積み上げる運用です。

https://www.youtube.com/@ResonaGroup
アプリ機能や利便性を図解・短尺で示し、「使うとどう便利か」を直感的に伝えています。
ネット銀行は機能が多いほど魅力が伝わりにくいので、YouTubeの“視覚で理解させる”特性と相性が良いです。結果として、比較検討フェーズで「ここが分かりやすい」という評価を取りやすくなります。

https://www.youtube.com/@neobanksbi7439
保険は「正確さ」「誠実さ」が重要で、YouTubeでも“売り込み”より“理解と納得”の設計が成果に直結します。不安を煽りすぎず、生活者の悩みを整理しながら備えの考え方を提示することで信頼を積み上げられます。相談前の心理的ハードルを下げる役割を担いやすい領域です。

https://www.youtube.com/@daiichilifekizuna
貯蓄・資産形成などのテーマを、生活者目線で噛み砕いて発信しやすいのがInstagramの強みです。金融は“難しい”と感じた瞬間に離脱されやすいので、図解や短文で「分かりそう」を作る価値が大きい領域です。継続発信で接触回数を増やし、検討タイミングで思い出されるような状態を作っています。

https://www.instagram.com/mufgbk_official/
日常生活の中での利用シーン(入出金・振込・支払い等)を前提とした情報発信との相性が良い領域です。金融サービスは「使い方が想像できない」と選ばれにくいので、シーンを提示することがそのまま利用促進になります。Instagramで継続的に接点を作ることで、アプリ起点の利用導線を強化しています。

https://www.instagram.com/rakutencard_official/?hl=ja
キャッシュレス文脈と親和性が高く、「おトク」「便利」「すぐ使える」といった価値を短い投稿で伝えやすいタイプです。金融の判断コストを下げるには、機能説明よりも“生活でどう得するか”を先に見せるのが効果的です。Instagramで生活者の疑問を先回りして解消するほど、口座利用や問い合わせの心理的ハードルが下がります。

https://www.instagram.com/paypay_official_/
また、PayPayはInstagramだけでなくTikTokにも力をいれています。キャッシュレスの文脈はTikTokと相性が良く、生活の中の“得する瞬間”を短尺で提示しやすい領域です。金融は難しい説明よりも、「使うとこう便利」「こんな場面で助かる」という体験訴求が刺さりやすいです。結果として、若年層を中心に“まず触ってみる”動機を作っています。
@official.paypay
外貨・資産形成なども含め、やや難しいテーマでも「世界観」や「ライフスタイル」に寄せて語れるのがInstagramの強みです。金融は合理性だけだと差が出にくいので、ブランドのトーンとマナーが一貫していることが信頼につながります。“好きになれる金融ブランド”を作る設計がしやすい企業の一例です。

https://www.instagram.com/sonybank_jp/
スマホ完結の利便性を前提に、生活の導線に溶け込む形で金融を提示できます。Instagramでは、複雑な制度説明よりも「どう使うと便利か」「何ができるか」を短く提示する方が伝わりやすいです。日常の延長として金融を認識させられる点が強みになります。

https://www.instagram.com/au_jibunbank/
ATM・現金・生活インフラと紐づくサービスは、利用場面が明確なぶん“説明が短くて済む”のが強みです。Instagramで「困った時に思い出してもらう」情報を定期的に出すだけで、想起の獲得ができます。生活に密着した安心感を可視化しやすいタイプです。

https://www.instagram.com/7bankofficial/?hl=ja
大手保険は「長く存在している安心感」を持ちやすく、SNSでも継続発信がそのまま信頼強化になります。保険の意思決定は情報量だけでなく“企業姿勢”が影響するため、取り組み・価値観の発信が効きます。結果として、指名相談や比較検討時の安心材料になっています。

https://www.instagram.com/nissay_official/
損保は『もしもの時の対応力』が重要で、普段から備えやリスク理解の情報を出すほど信頼が溜まります。Instagramは「難しい話を短く、図で」伝えるのに向いており、生活者の理解を支えやすい媒体です。事故・災害などの局面で思い出される存在になることが、ブランド価値につながります。

https://www.instagram.com/tokiomarine_official/?hl=ja
家計・経費・お金の見える化など、「日常の困りごと」を起点に発信できるのがFintechの強みです。
多機能サービスは「難しそう」で離脱されがちですが、Instagramで利用シーンを分解して示すと理解が進みます。導入前の不安を減らし、利用継続まで含めた価値を伝えやすい事例です。

https://www.instagram.com/moneyforward__me/
SBI証券は公式TikTokを開設し、資産形成を考えるきっかけになる短尺動画を発信しています。投資は“興味はあるが怖い”層が多いため、短尺で心理的抵抗を下げるのが効果的です。まずは理解ではなく「取っつきやすさ」を作る場としてTikTokを活用しています。
@sbi_sec
楽天証券は公式TikTokを開設し、投資の基本情報などを分かりやすく届ける方針を打ち出しています。短尺は深い理解には不向きでも、投資未経験層に「最初の入口」を作るのに向いています。接点を広げて、必要になった瞬間に検索・相談へ移りやすい状態を作れます。
@rakutensec
アイザワ証券は公式TikTokを開設し、投資商品そのものだけでなく、社員や職場環境、企業としての姿勢に焦点を当てた発信を行っています。短尺動画を通じて「どんな人が、どんな考えで金融に向き合っている会社なのか」を可視化し、金融機関に対する心理的ハードルを下げる狙いがあります。
投資判断に直結する深い情報提供よりも、信頼形成と親近感の醸成を主目的とし、興味を持った層が後に公式サイトや対面相談へ進みやすい導線をつくっています。
@aizawa1918
GMOインターネットグループは、金融・IT・インターネットインフラといった一見難解で堅く見えがちな事業領域を、TikTokを通じて親しみやすく発信しています。事業内容そのものを直接説明するのではなく、社員の雰囲気やカルチャー、仕事の裏側などを短尺動画で見せることで、「どんな会社か」「信頼できそうか」を直感的に伝えています。金融・決済・銀行といった信頼が重要な領域において、TikTokを“理解の場”ではなく“安心感と好意を醸成する入口”として活用している点が特徴です。
@gmo.group
後払い(BNPL)のように、若年層・EC文脈と親和性が高いサービスはTikTokでの接点設計がしやすいです。「何が便利で、どこに注意が必要か」を短尺で提示すると、誤解を減らしつつ興味・関心の喚起ができます。生活者の“決済の選択肢”として想起される状態を作っています。
@paidyjp
松井証券は、若年層に投資を身近に感じてもらう目的で、TikTok公式チャンネル「トシゴロ」を開設しています。特徴は“金融解説”だけでなく、TikTokの文脈に合わせてショートドラマなどのエンタメ要素で投資の入口を作っている点です。「投資=難しい/怖い」という先入観を先に崩し、検討の第一歩(理解・検索・比較)に入りやすい状態を作っています。
@matsui_pr
本コラムでは、SNS運用で成果を上げている金融業界の企業の事例をもとに、共通する成功要因を整理してきました。
これらの企業に共通して見られた成功の鍵は、「信頼性の可視化」「分かりやすさの徹底」「継続的な接触設計」の3点です。
金融サービスは専門性が高く、ユーザーにとって判断のハードルが高い分野です。そのため、商品やサービスそのものを直接訴求するのではなく、安心感・理解・納得といった感情的価値を丁寧に伝えることが、結果としてユーザーの相談・利用・検討への関心を効果的に高めています。
YouTubeでは信頼性や専門性を深く伝えるコンテンツ、Instagramでは図解や短尺による理解促進、TikTokでは金融への心理的ハードルを下げる入口づくりといったように、媒体ごとの役割を明確に分けた運用も成果に直結しています。
これらのポイントを意識し、潜在顧客との早期の関係構築を図ることで、将来的な問い合わせや成約につながる土壌を育てることが可能になります。
本コラムでご紹介した各企業のSNSアカウントには、金融業界に限らず多くの企業にとって参考となる要素が数多く含まれています。
本コラムが、皆さまのYouTube・Instagram・TikTokなどのSNS運用を検討・改善する際の一助となりましたら幸いです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
・自社で運用を進めているが思ったように伸びない
・投稿を進めていきたいが、工数が想定以上に発生し手が回らない
・面白い企画やトレンドの企画を追いきれない
・戦略策定から運用まで全て一貫して任せたい
・動画撮影や編集ができる担当者がいない