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ヨーロッパでの撮影について(アイスランド編)

SABi STUDIOSドイツ支社の北山です。

 

先週から続き、ヨーロッパでの撮影に関する実体験など個人的な経験や考えを交えながらコラムとしてお伝えする企画の第2回目です。

 

今回は、弊社が長くお付き合いをさせて頂いている企業様のCM撮影で訪れたアイスランドについてお話ししていこうと思います。アイスランドというとオーロラが見えて氷と雪で覆われた国、火山なども有名で遠い北欧の国といったイメージでしょうか?

 

日本から向かうと、とても遠い国アイスランド。直行便はないため、ヨーロッパ内の都市にて乗り換えが必要です。日本から同日に乗り継ぎができるのはコペンハーゲン、ヘルシンキなど一部の都市に限定されます。各都市からアイスランドの国際空港があるレイキャビクまでの飛行時間は約3〜4時間ですので、乗り継ぎ含めてトータル20時間以上かかる遠い国です。飛行時間の長さに加えて、航空券代に関してもヨーロッパの他の国に向かうよりも高額になり、なかなか日本からの撮影は組みにくい国の一つかと思います。


また、アイスランドは物価・人件費の高さも世界トップクラス。

Numbeo.comが発表している生活費指数によれば、アイスランドは現在世界で3番目に生活費が高い国だそうです。レイキャビクのホテル代は他の北欧諸国の首都と比べて10〜32%も高く、レストランの飲食代や宿泊費はEUの平均を44%上回っているというのです。お酒代に至ってはEU平均よりも123%も高くなっています。

引用元 URL https://www.numbeo.com/cost-of-living/

身近なもので例えると、例えば500mlコーラは400円超えや、レストランで昼食をとってみると気をつけなければすぐ一人当たり5000円は超えてしまうような感覚です。

撮影に関しては、現地でヘルプの撮影スタッフを雇う時や、ドライバーなどにかかる人件費が日本と比べると数倍以上になります。日本の感覚で予算組みが出来ない点がネックではありますが、以上のネガティブポイントを考慮してもアイスランドのロケ地としての魅力は世界中でもトップクラスに位置付けられると思います。その理由を次にお伝えします。




この遠くて(高い)国はあまり馴染みが無いように感じるかもしれませんが、実は皆さんアイスランドの映像を色々と見ているかもしれません。

というのも、アイスランドの気候や地形が織りなす圧倒的な自然美は、ハリウッドに代表されるような数多くの映画のロケ地としても業界ではとても有名です。

インターステラーやスターウォーズ、スタートレック、007等の有名作品でも使われているので興味のある方はアイスランドのどこで撮られたのかなど調べてみると面白いです。

撮影されてきた映画のラインナップからも分かるように、地球外の惑星にも見える特徴をもつアイスランドの風景は、壮大で世界でもアイスランドでしか見られない風景の宝庫になっています。夏は一面が苔に覆われた大地に、冬は氷に閉ざされ氷河とオーロラの織りなす美しい風景は一生の記憶に残る事でしょう。


このように、アイスランドのロケ地としての魅力は海外撮影の枠を越えて人の感動を誘う事のできる点にあると思っています。地球外惑星を舞台にしたSF映画のような背景でハイテク系のプロモーションを行う、はたまた氷河などをバックに地球環境に取り組む姿勢を打ち出す等々、その圧倒的な自然を背景に見る人の心を捉える撮影を行ってみませんか?


SABiSTUDIOSの拠点ドイツのベルリンからであれば飛行時間は4時間程度で航空券代もお手頃です。動画撮影となるとチームも大所帯になりがちなので、日本からでは予算オーバーになってしまっていた案件が、ベルリンチームを使う事で航空券代や移動拘束にかかる人件費などを可能な限り抑えていく事できます。また、弊社ではアイスランドのプロダクションや機材レンタル会社とのコネクションを活かして、現地のプロフェッショナルの力も利用できるので安心して撮影をご提案させて頂きます。

不定期で更新しているSABiSTUDIOSのヨーロッパ撮影コラム、ここまで読んで頂きありがとうございました。次回はアイスランド編の続きという事で、実際の撮影で私自身が体験した事を書いていきたいと思います。


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