
本記事では、土木、建築業界の企業のSNS活用事例10選をご紹介いたします。
企業のご担当者様でYouTubeチャンネルやInstagram/TikTokアカウントを運用している、または、マーケティング・採用・広報どの部署でもSNSの運用方法に興味のある方は必見です。
土木、建築業界の企業がどんな形式でSNSを運用しているのか、各事例から参考にできるポイントが多くございますので、ぜひ最後までお楽しみください。
※弊社がご支援させていただいていない企業も紹介しています。
土木、建築業界において、顧客促進施策・マーケティング施策・ブランディング施策として、YouTubeやTikTok、InstagramなどSNS活用はとても有効です。
理由として、3つ挙げられます。
・大規模な成果物や技術力を、施工プロセスや完成後の姿として写真や動画で迫力ある形で視覚的に訴求でき、ブランドイメージの向上に繋がる。
・現場の環境や先端技術の導入状況を発信することで、業界のイメージを改善し、特に若手技術者や技能者の採用活動を促進できる。
・公共性・専門性の高い事業について、施工の進捗や安全対策を公開することで、透明性と信頼性を高め、地域住民などの関係者とのコミュニケーションを円滑化できる。
総じて、まずは認知してもらう、興味を持ってもらうこと、他社との差別化の実施につながる施策であり、顧客促進・マーケティング・ブランディング施策として活用することができます。
既にYouTubeチャンネルやTikTokアカウント、Instagramの運用を始められているかどうかに関わらず、これから始めるかどうかを検討されている方にとっても、同じ観光業界の事例を事前にリサーチしておくことはとても重要です。
例えば3つのメリットが挙げられます。
・再生回数の差異からどんなテーマの発信に視聴者が興味があるのかを推定できる
・チャンネル登録者数やコンテンツの平均再生回数などを推定できる
・他社のコンテンツと比較することで、自社のオリジナリティの探索に活用できる
YouTubeチャンネルやTikTokアカウント、Instagramを既に始められている方は定期的に同業界のチャンネルの動向をウォッチしておくことで既存の運営方針や施策、コンテンツのブラッシュアップに活かせますし、これから始めかどうかを検討されている方は、まず最初の目標策定の際やシミュレーション実施の際に活用することができます。
本記事では土木、建築業界全体におけるSNS活用事例をご紹介させていただきます。
(i) YouTube
建設チャンネルは、代表者が現場のプロとして、建設業や現場仕事で役立つ具体的な知識を熱量を持って発信しています。お金や働き方、業界の裏側といった専門的かつ関心の高いテーマを扱い、業界の課題や実態を隠さず解説することで、視聴者の切実な「知りたい」ニーズを満たしています。これにより、同業者や就活生にとって信頼できる情報源となり、濃いファン層を獲得しています。
家づくり せやま大学は、「費用対効果の高い家づくり」をテーマに、施主目線での具体的かつ体系的な知識を提供している点が成功の要因です。「家なんかにお金をかけるな!質は担保しろ!」というキャッチーなメッセージと、後悔する間取りや住宅設備の選び方といった失敗回避に特化したコンテンツが、家を建てる層の不安と知的好奇心に強く響いています。専門的な内容を「大学」という権威付けでわかりやすく解説し、信頼性を高めています。
村上興業株式会社は、「日本一フレンドリーな測量屋さん」というユニークなコンセプトを掲げ、社長自らが体現しています。測量や建設コンサルティングという専門的な業務に、チャレンジ精神あふれる社長の姿や会社の親しみやすい日常を掛け合わせることで、従来の業界イメージを払拭しています。このヒューマンタッチな発信は、特に採用候補となる若年層に対して効果的に機能し、働きやすさや楽しさを印象付けているため、ブランディングと採用の両面で成功しています。
大和ハウスグループのチャンネルは、巨大企業の信頼感と多様な事業領域を活かした多角的なコンテンツ展開が特徴です。創業者の精神や企業CMといったブランドイメージを高める動画に加え、ルームツアー、防音室などの具体的な住宅商品情報、さらにはグループ会社の社会貢献活動まで幅広く発信しています。この多岐にわたるコンテンツは、住宅購入層からビジネスパートナー、投資家まで幅広いステークホルダーにリーチし、グループ全体の包括的な認知度と信頼性を効率よく向上させています。
清水建設のチャンネルは、スーパーゼネコンとしての革新性と技術力を積極的に公開している点が強みです。イノベーション拠点「NOVARE」のオフィスツアーや、ロボット技術を活用した現場の様子など、未来志向の技術やソリューションを映像でわかりやすく紹介し、技術者や学生からの関心を集めています。若手社員の密着動画などを通じて、スケールの大きな仕事の魅力やキャリアとしての価値を訴求することで、企業のブランディングと優秀な人材採用に直結しています。
(ii) Instagram

一条工務店のInstagramは、単なる住宅の仕様紹介に留まらず、「暮らしにいいコト」をテーマに、完成後の理想的な暮らしを視覚的に表現している点が成功の理由です。美しいインテリアや、暮らしのプロ監修の収納術やお掃除アイデアなど、「一条の家で実現できる豊かさ」を具体的に提示しています。これにより、潜在的な顧客の「こんな家に住みたい」という感情的な欲求を刺激し、家づくりのヒントとしてエンゲージメントを高め、住宅購入意欲へと繋げています。

清水建設のInstagram戦略は、建設現場や完成した建物を「作品」として捉える視覚的な魅力にあります。特に「現場図鑑」のような取り組みでは、現場のスケール感や、そこで働く人々の情熱を、高品質でアーティスティックな写真や映像で伝えています。堅いイメージの建設業に対し、写真家を起用するなどしてデザイン性や文化的な価値を訴求することで、建築やアートに関心のある層からのエンゲージメントを獲得し、ブランドイメージの高度化に成功しています。

TSUCHIYA株式会社のInstagramは、企業の透明性の向上と採用ブランディングに特化しています。公式HPでは伝えきれない、現場の様子や社員の活動といった「会社の裏側」の情報を発信することで、視聴者に企業をより身近に感じてもらうことを目的としています。特に、建設業への就職を検討している層に向けて、職場の雰囲気や働く人々のリアルな魅力をビジュアルで伝えることは、企業の親しみやすさと信頼性を高め、効果的な採用活動に繋がっています。

久保組のInstagramは、アカウント名からもわかる通り、「採用」へのコミットメントが伸びている最大の理由です。エクステリアやリフォーム工事のビフォーアフターといった、仕事の成果を視覚的にわかりやすく提示することで、働くことのやりがいを直感的に訴求しています。さらに、現場の様子や社員の交流、イベントなどを発信することで、アットホームな社風を伝え、従来の建設業イメージを払拭しています。ターゲットを明確化した「魅せる採用広報」として成功しています。
(iii) TikTok
@murakami_kougyou
村上興業のTikTokは、若年層が好むプラットフォームの特性を最大限に活用し、企業の親近感を極限まで高めています。「日本一フレンドリーな測量屋さん」というコンセプトのもと、測量という専門職の仕事を短尺でテンポの良い動画やユーモアを交えて発信しています。これにより、堅いと思われがちな業界のイメージを根本から覆し、「面白そう」「一緒に働きたい」と感じる若い世代の心を掴んでいます。採用とブランディングにおいて、最適な形でターゲットにリーチしています。
本コラムでは、SNS運用で成功を収めている土木・建築業界の企業の共通点を探りました。成功の鍵は、視覚的に訴求力の高いコンテンツを、企業の技術力や理念に沿って一貫して提供している点です。大規模構造物や最新の工法、現場の安全管理、完成後の社会的貢献など、「信頼できる専門家」だと感じさせる具体的な情報を発信することで、企業のブランドイメージと透明性を効果的に高めています。
さらに、これらの企業は、エンゲージメントを非常に重視し、働く人の紹介や現場の舞台裏、地域社会との関わりを通じた双方向のコミュニケーションを大切にしています。これに加え、技術革新や業界のトレンド、採用に関する情報といった新鮮な情報を継続的に提供することで、ステークホルダー(関係者)の関心を維持しています。これらのポイントを意識し、企業への信頼と共感を深め、優秀な人材の獲得やプロジェクトの円滑な進行へと繋げる運用が、成功への鍵となると考えられます。
他にも、各施設のアカウントからは参考にできる点が多くございますので、本記事が皆様のYouTube・Instagram・TikTokなど、SNS運用にお役立てできますと幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
・自社で運用を進めているが思ったように伸びない
・投稿を進めていきたいが、工数が想定以上に発生し手が回らない
・面白い企画やトレンドの企画を追いきれない
・戦略策定から運用まで全て一貫して任せたい
・動画撮影や編集ができる担当者がいない