
本記事では、観光業界における企業・施設・自治体のショート動画活用事例20選をご紹介いたします。
ホテル・旅館・観光施設・自治体・旅行関連事業者のご担当者様で、YouTube ShortsやInstagramリール、TikTokなどの短尺動画を活用したいと考えている方、あるいは集客・認知拡大・ブランディングの観点からSNS運用に関心のある方は必見です。
近年、観光業界においてショート動画は、単なる認知拡大の手段ではなく、「行ってみたい」「泊まってみたい」「体験してみたい」という気持ちを喚起し、来訪意欲を高める重要なチャネルになっています。絶景、グルメ、宿泊体験、街歩き、アクティビティ、地域の人の魅力など、観光領域の魅力は短尺動画と非常に相性が良いからです。
成功している企業や施設の裏には、媒体ごとの違いはあっても、いくつかの共通した勝ち筋があります。ぜひその特性と共通項を理解し、自社のSNS運用に活かしてみてください。
※本記事では、弊社がご支援していない企業・施設・自治体様も含めてご紹介しています。
※公開情報をもとに、参考にしやすい運用傾向を整理しています。
観光業界において、YouTube ShortsやInstagramリール、TikTokといったショート動画の活用は非常に有効です。理由は大きく3つあります。
観光商材は、文章や静止画だけでは魅力が伝わりきらないことが多くあります。街の空気感、ホテルの雰囲気、温泉の開放感、食のライブ感、景色の移ろいなどは、動画だからこそ一瞬で伝えやすくなります。ショート動画は、限られた時間の中でも「その場にいる感覚」を疑似体験させやすい表現です。
観光は、明確な比較検討に入る前の段階で「なんとなく気になる」「いつか行きたい」と思ってもらえるかが重要です。ショート動画は、旅行先や宿泊先をまだ決めていないユーザーにも自然にリーチしやすく、潜在層に対して新たな候補をつくる役割を果たします。
観光業界は、桜・紅葉・イルミネーション・夏休み・連休・ご当地イベントなど、旬の話題と密接に結びついています。ショート動画は、こうした“今見せるべき魅力”をタイムリーに届けやすく、旬の需要を取り込みやすいメディアです。
観光業界にとってショート動画は、単なる再生数獲得のための施策ではなく、「次の旅行先候補に入る」「予約のきっかけになる」ための重要な接点だと言えます。
すでにショート動画運用を始めている企業様にとっても、これから始める企業様にとっても、他社事例のリサーチは非常に重要です。
例えば、次のようなメリットがあります。
・どのような動画テーマが見られやすいのかを把握できる
・絶景、グルメ、ホテル紹介、観光ルート、スタッフ発信など、勝ちやすい切り口を比較できる
・自社の地域性や施設特性に合う運用方針を見つけやすくなる
・他社との差分を踏まえて、自社ならではの見せ方を設計しやすくなる
観光業界のショート動画は、一見すると似たように見えても、実際には「誰目線で見せているか」「何を旅の魅力として切り取っているか」「予約や来訪につながる導線をどう設計しているか」で成果が大きく変わります。
そのため、ただ流行の音源やフォーマットを真似するのではなく、他社の成功事例を見ながら、自社にとって再現性のある型を見つけることが重要です。
イベントやシーズンの見どころ、パークの高揚感をShortsで切り出して発信しています。情報を詰め込むより、“今この空気を味わいたい”と思わせる瞬間訴求が中心です。目的は、来園動機の喚起と、既存ファン・潜在層の双方に対する再接触づくりです。
温泉旅館としての滞在体験に加え、音楽やアートなど松本らしい文化要素を発信しています。Short Movieとして、説明よりも情緒や体験の断片を見せる編集が特徴です。目的は、価格や設備比較ではなく、「この宿ならではの空気感」で選ばれる状態をつくることです。
客室や建物だけでなく、京都の街歩きや歴史建築を含めた滞在価値を発信しています。“京都に泊まる”ではなく、“京都そのものを味わう宿泊体験”として見せているのが特徴です。目的は、ホテル単体の訴求ではなく、周辺体験まで含めた旅全体の魅力を高めることです。
ホテルの雰囲気や立地の魅力を、イメージムービー型のShortsで発信しています。機能説明ではなく、博多滞在の気分や印象を短く伝える見せ方が中心です。目的は、都市型ホテルとして“便利そう”以上の宿泊価値を感じてもらうことです。
季節の景色、敷地内アクティビティ、館内の楽しみ方などをShortsで発信しています。自然や体験をテンポよく見せることで、ファミリーやレジャー需要と相性の良い設計になっています。目的は、「泊まる場所」ではなく「那須で過ごす拠点」として魅力を伝えることです。
全国のホテル、温泉宿、観光スポットをリールで幅広く発信しています。自社施設の販促ではなく、“次の旅行先候補を見つけるメディア”のような編集方針です。目的は、比較検討前の潜在層にも接触し、旅行需要そのものを喚起することです。

宿泊施設の紹介だけでなく、自然、食、周辺観光など地域全体の魅力を発信しています。リールでは“その場所でどう過ごせるか”を見せる、旅提案型の構成が中心です。目的は、宿単体の集客ではなく、「その地域に行きたい」という動機をつくることです。

客室や館内に加え、東京タワー周辺の景観や都心滞在の雰囲気を発信しています。設備の説明よりも、ロケーションとホテルステイの気分を見せる発信が中心です。目的は、価格や利便性だけでなく、“このホテルに泊まりたい理由”を感覚的に伝えることです。

館内や宿泊シーンを、「旅のしおり」シリーズのようにストーリー性を持って発信しています。ホテル紹介を情報の羅列にせず、滞在体験の一場面として見せているのが特徴です。目的は、ホテルの機能訴求ではなく、滞在そのものへの期待感を高めることです。

庭園、レストラン、季節催事、館内空間など、ホテル全体の魅力を幅広く発信しています。リールでも上質感を崩さず、短尺でもブランドの品格が伝わる見せ方をしています。目的は、ラグジュアリーホテルとしての世界観を保ちながら、来訪・利用のきっかけを増やすことです。

季節の花、イルミネーション、イベントなど、“異世界感”のある景観体験を発信しています。リールでは細かな説明よりも、世界観に没入したくなるビジュアル訴求が中心です。目的は、施設情報の伝達より先に、「今この景色を見に行きたい」と思わせることです。

イベント、園内の楽しみ方、キッズ向け体験などを分かりやすく発信しています。誰向けの施設で、どんな楽しみ方があるかが一目で伝わる編集になっているのが特徴です。目的は、ファミリー層に対して来園イメージを具体化し、検討ハードルを下げることです。

アトラクションの迫力、フード、グッズなど、“現地の熱量”が伝わる内容を発信しています。特に絶叫系は静止画より動画が強く、リールで体験の瞬間を見せる設計と相性が良いです。目的は、施設の楽しさを直感的に伝え、「一度体験してみたい」という欲求を高めることです。

パレード、館内体験、キャラクターの魅力など、“かわいい体験”を中心に発信しています。リールでは情報よりも、非日常感やときめきが伝わる映像表現が重視されています。目的は、来場前から感情価値を積み上げ、「行けばこの気分を味わえる」と想起させることです。

コラボ風呂、季節イベント、館内の遊び方など、施設の楽しみ方を具体的に発信しています。リールでは“何ができる場所か”がすぐ分かるよう、アクティビティ性の高い見せ方をしています。目的は、温浴施設への理解を深めつつ、日帰り・レジャー利用の来館動機を強めることです。

開業前の段階から、公式TikTokアカウント開設を含む発信体制を整えています。施設オープン後ではなく、立ち上げ前から世界観や期待感を仕込む設計が特徴です。目的は、新規施設としての認知形成を前倒しし、開業時点で関心層を育てておくことです。
@story_line.official 【ドリンク無料のラウンジ✨】 今回はラウンジのオペレーション練習! OPENまで2週間を切っているので猛特訓中です…! ご予約・詳細のご確認はInstagramのプロフィールのリンクよりご確認ください✅ 那覇空港から車で約10分のリゾートホテル ストーリーライン瀬長島を拠点にあなたらしい沖縄の旅を愉しみませんか? STORYLINE瀬長島 沖縄県豊見城市字瀬長155番1 那覇空港より車で約10分(約4.9km) Open in April 2024, THE SENAGAJIMA STORYLINE is a resort hotel located on Senaga Island in Okinawa Prefecture, just approximately 10 minutes by car from Naha Airport. Why not enjoy your own Okinawa journey based at THE STORYLINE SENAGAJIMA? THE SENAGAJIMA STORYLINE Okinawa-ken Tomigusuku-shi azasenaga 155-ban 1 About 10 minutes by car from Naha Airport (approximately 4.9 km)” 沖沖縄ホテル沖沖縄旅行沖沖縄リゾート瀬瀬長島SSTORYLINE瀬長島TTokyuHotels街頭インタビュー
♬ オリジナル楽曲 – 【公式】STORYLINE瀬長島 – 【公式】STORYLINE瀬長島
宿や湯布院の魅力を、若いスタッフチームがTikTokで発信していくと公式に案内しています。完成された広告ではなく、“宿の中の人”の温度感が伝わる発信方針が特徴です。目的は、旅館の親しみやすさを高め、若年層にも届く接点をつくることです。
@saigakukan 柚富の郷 彩岳館 貸切風呂(和気の湯) #大分県 #由布市#彩岳館#温泉 #温泉旅館#貸切風呂#おすすめ旅館#湯布院#露天風呂
♬ original sound – SAIGAKUKAN – 【公式】柚富の郷 彩岳館
パークのアトラクション、園内の映えスポット、来園時の楽しみ方などを公式Instagramで発信しています。リールでは、施設情報を細かく説明するよりも、「行ったらこんな体験ができる」と直感的に伝わる見せ方が中心です。目的は、開業直後の認知拡大に加え、来園前の期待感を高めて「沖縄旅行で行きたい候補」に入れてもらうことです。
@junglia_okinawa_official 【絶望の極限スリル】グラビティ ドロップ 高さ20メートル。 宙づりのまま見下ろす、やんばるの森。 そして―― 「3・2・1」の合図とともに、 仰向けで背中から一気に落下。 感じるのは、ただひとつ。 重力だけ。 日常には決してない、 絶望の極限スリルに あなたはチャレンジできるか。 ※本アトラクションは高所から仰向けに落下する、非常にスリルの強い体験です。少しでも不安を感じる方は、体験をお控えください。 ※体験には有料のプレミアム パス【グラビティ ドロップ】が必要です。 (パーク入場チケットのみでは体験できません) オフィシャルWEBサイトをご確認ください。 #ジャングリア #沖縄旅行
♬ オリジナル楽曲 – ジャングリア沖縄【公式】 – ジャングリア沖縄【公式】
BBQやバイキングなど、実際の利用シーンが分かる動画をTikTokで発信しています。「予約したいけれど雰囲気が分からない」という不安を、動画で先回りして解消する設計です。目的は、来館前の不安を減らし、予約の後押しにつなげることです。
@hotelplazakobe_ カニ1年中食べ放題!?🦀カニティラノお出迎えの豪華バイキング!!#カニ #食べ放題 #バイキング #神戸
♬ オリジナル楽曲 – ホテルプラザ神戸 – ホテルプラザ神戸
TikTok公式アカウントを、宿泊者向けのSNS連動キャンペーンにも組み込んでいます。単なる広報媒体ではなく、フォローや来館体験とつながる導線として使っているのが特徴です。目的は、SNS接触を実来館や館内施策につなげ、運用効果を行動ベースで高めることです。
@hotelkusakabearmeria 下呂温泉は現在「雪」です⛄️❄️ 道路には積もっておりませんが安全のため冬用タイヤでおこしくださいませ。 熱々の温泉でお待ちしております。 #雪見風呂 #雪 #アルメリア #くさかベアルメリア #ホテルくさかベアルメリア #hotel_kusakabe_armeria #armeria #旅行 #温泉 #温泉旅行 #家族旅行 #ファミリー #カップル旅行 #子連れ旅行 #ホテル #旅館 #宿泊 #旅行 #温泉 #下呂温泉 #温泉旅行 #露天風呂 #冬休み #年末 #お正月 #クリスマス #クリスマスツリー #サンタ #サンタクロース #イルミネーション
♬ オリジナル楽曲 – 【公式】下呂温泉ホテルくさかべアルメリア – 【公式】下呂温泉ホテルくさかべアルメリア
ここまで見てきた成功事例には、いくつか共通点があります。
成功しているアカウントは、単に施設や景色を映しているだけではありません。
「ここで朝を迎えると気持ちいい」「この道を歩くと楽しい」「この料理を現地で食べたい」など、体験ベースで魅力を伝える設計になっています。
観光は、まず「気になる」「行ってみたい」と思ってもらうことが重要です。
営業時間やアクセスのような情報も大事ですが、ショート動画の初期接点では、まず感情を動かす見せ方が強い傾向があります。
桜、紅葉、花火、イルミネーション、夏休み、連休など、時期性のあるテーマとショート動画は非常に相性が良いです。
“今しか見られない魅力”を打ち出せるアカウントほど、来訪動機をつくりやすくなります。
観光領域では、施設や景色だけでなく、スタッフ、案内人、料理人、地域の人などが見えることで、安心感や親近感が高まります。
無機質な紹介よりも、「誰が迎えてくれるか」が伝わる動画のほうが印象に残りやすいです。
成果を出しているアカウントは、毎回ゼロから企画しているわけではありません。
たとえば、「絶景3選」「1泊2日モデルコース」「客室ルームツアー」「この季節のおすすめ」「スタッフおすすめグルメ」など、量産しやすいフォーマットを持っています。
本記事では、観光業界におけるショート動画活用の成功事例を、YouTube Shorts、Instagramリール、TikTokの3つの媒体に分けてご紹介しました。
観光業界においてショート動画運用で成果を出している企業・施設・自治体の共通項は、単なる施設紹介や観光案内ではなく、「行ってみたい」「泊まってみたい」「体験してみたい」という感情を短時間で喚起していることです。
また、ブランドや施設によって型は異なります。トレンドに乗って拡散を狙う発信もあれば、丁寧に世界観や癒やしを伝える発信もあります。重要なのは、流行をそのまま真似することではなく、自社の立地・客層・価格帯・提供価値に合った型を見つけることです。
ショート動画は、観光業界にとって単なるSNS施策ではありません。比較検討前の候補入りを促し、指名検索を増やし、来訪や予約の理由をつくるための強力な接点です。これから観光領域のSNS運用を強化していきたい方は、ぜひ本記事の事例を参考に、自社ならではのショート動画運用を設計してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
・自社で運用を進めているが思ったように伸びない
・投稿を進めていきたいが、工数が想定以上に発生し手が回らない
・面白い企画やトレンド企画を追いきれない
・戦略策定から運用まで一貫して任せたい
・動画撮影や編集ができる担当者がいない